ブルックナーの思いで

吉田秀和氏が50年代に初めてヨーロッパを訪れたときのことを何かに書いていたのを思い出します。 氏は、「今のヨーロッパで聞くべきものは何か」とたずねると、その人は「まず何はおいてもクナッパーツブッシュのワーグナーとブルック

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バッハの意地~音楽の捧げもの

バッハ最晩年の作品であり、「フーガの技法」と並んで特別な地位を占める作品なのがこの「音楽の捧げもの」です。 よく知られているように、この作品はプロイセンの国王であったフリードリヒ2世が示した主題(王の主題)をもとにした作

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バルトークの驚嘆すべき構成力

どうでもいいことなのかもしれませんが、バルトークのヴァイオリン協奏曲に関しては、そのナンバリングをめぐって確認しておく必要があります。 古い時代の資料を見ていると、バルトークのヴァイオリン協奏曲は「ヴァイオリン協奏曲」と

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泣き言

ブラームスはピアノ作品はあまり得意ではなかったようです。若い頃は、このジャンルにおいてもベートーベンを意識してソナタ作品を書いているのですが、それ以後はそう言うチャレンジをぷっつりとやめてしまいます。そして、中期に二つの

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