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ベートーベン:ピアノソナタ第14番「月光」
シュナーベル 1934年4月2日録音をダウンロード
- ベートーベン:ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」 「第1楽章」
- ベートーベン:ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」 「第2楽章」
- ベートーベン:ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」 「第3楽章」
おそらくはもっとも有名なピアノ曲の一つでしょうね。
幻想曲風ソナタと題したのはベートーベン自身であり、そこからはっきりと彼がこの作品にあたえようとした音楽的な方向性を見て取ることができます。
当時のベートーベンはこのピアノソナタという形式を使って様々なチャレンジを繰り返していましたが、これもまたそのようなチャレンジの一つであることは明らかです。
とりわけ作品1の方はソナタと言いながら一つもソナタ楽章を持たない作品で、どちらかと言えば即興曲のような雰囲気を持っています。待たすコアを見てみると終結の縦線がないことから全曲が通して演奏されることを想定していたとも言えます。
その意味でも、この二つの作品が「二つの幻想ソナタ」ではなくて「幻想風ソナタ」となっていることも納得がいきます。
なお、あまりにも有名な月光ソナタですが、このネーミングはベートーベンが与えた物ではありません。後世ににとある詩人がこの作品の第1楽章を評して「ルツェルン湖の月光の波にゆらぐ小舟のようだ」と語ったことに由来します。
二つの幻想曲風ソナタ Op.27
第1楽章
アダージョ・ソステヌート 嬰ハ短調 2分の2拍子 三部形式
第2楽章
アレグレット 変ニ長調 4分の3拍子 三部形式
第3楽章
プレスト・アジタート 嬰ハ短調 4分の4拍子 ソナタ形式
私の友人はこの楽章を評して「月を見て狂った」と言いました。言い得て妙です。