ホロヴィッツ名演集

“ホロヴィッツの全盛期がSONY時代であることをまざまざと見せつける美しいタッチ、はがねのように強靭な打鍵、ペダルの効果的な用法など、怒涛の迫力からクリスタルな美感に至るまで完璧におさえた恐ろしいほどに見事なピアニズム。録音もすべてステレオです。76ページ・ブックレット付き”

ホロヴィッツ名演集　特別価格！



ＨＭＶのマルチバイ特価で1978円だそうです。
この手の安売りＣＤにはあまり驚かなくなってきているのですが、このホロヴィッツのオリジナル・ジャケットのセットものが2000円を切るとなるとさすがに驚かされてしまいます。
私は既に「全集」のボックス盤を持っているので残念ながら用はないのですが、まだ持っていない人にとっては絶対のお勧めでしょうね。
演奏に関しては今さら云々する必要のないほどに素晴らしいものです。
有名な評論家だったショーンバーグに「ネコほどの知性もない」と酷評されたホロヴィッツです。しかし、芸人にはそんな知性は必要がないこと、そして芸人に徹しきることで下手な芸術家などには到底たどり着くこのできないような境地に達してしまうことを証明したのがホロヴィッツでした。
おそらくこの価格設定は「在庫一掃」なのでしょう。売り切れれば二度と手に入らなくなる可能性は高いと思われます。
ホロヴィッツに興味があって、彼のＣＤをあまり持っていないという人は絶対に「買い」だと思います。