ヨハンナ・マルツィ/EMI&DG録音全集(13CD)

ハンガリー出身で戦後はスイスを拠点に活躍した名ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ[1924-1979]は、現在でも人気の高い女性奏者。・・・気品あるたたずまいと美しいロマンティシズムを湛えたマルツィの演奏については、高名な批評家たちの受けもよく、たとえばバッハの無伴奏の録音は、エドワード・グリーンフィールドがハイフェッツの録音よりも高く評価し、アメリカ・デビュー・リサイタルは、かのハロルド・ショーンバーグが「極めて純粋で、古典的」と絶賛を惜しみませんでした。

ヨハンナ・マルツィ/EMI&DG録音全集(13CD)
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「現在でも人気の高い女性奏者」というのはいささ疑問符がつくでしょうね(^^;。
何しろ、若くして現役を引退したあとは生死すら不明だったのですから。

調べてみると、私もかつてこんな風に彼女のことを紹介しています。

「バッハの無伴奏で彼女を初めて紹介したときに、「知る人ぞ知るヴァイオリニスト、と、言いたいところですが、よほどの好事家でもない限り彼女の名前を知る人はいないでしょう」と書きました。しかし、その「好事家」の間では高く評価されている人で、いわゆる中古レコード市場などでは出品されるやいなやあっという間に買い手がついてしまうそうです。おまけに、その価格たるやン万円というのだから驚かされます。」

そんな彼女への再評価が進んだのは、ひとえに「著作権」という檻から解放されてパブリックドメインの仲間入りをしたからです。
少し自慢をさせてもらえれば、このサイトで彼女のバッハの無伴奏を紹介したときは、びっくりするくらいに反響が大きくて、「☆☆☆パブリックドメインおソルベし。☆☆☆」というお言葉もいただいたほどです。
ですから、こういう形で彼女の録音がまとまった形でリリースされることは実に有り難いことです。

このサイトでマルティに興味を持たれたならばゲットしておいて損はないボックス盤だと思います。
たとえ、13枚セットで7000円という価格が、昨今の激安ボックス盤と比べて割高であってもゲットする価値はあると思います。

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