Flacデータベースを一部手直しします。

認知度の上がったFlacファイル

MP3のような不可逆圧縮のファイルだけでなく可逆圧縮のFlacのようなファイルに対する認知度も上がってきたようです。
私が「Flacデータベース」を始めたときは「Flacファイルって何ですか?」という雰囲気だったのですから、随分と時代も変わったものです。

おそらくは、サイズが小さくて取り扱いの簡単なMP3ファイルは外へ持ち出して聞くときに使い、いささかサイズが大きくて取り扱いに難儀する場面もあるFlacは家でじっくりと音楽を聴くときに使うという「棲み分け」ができつつあるようです。

私のサイトを見ても、MP3ファイルのダウンロード数は相変わらず「3000~4000/week」というレベルを維持しています。そして、明らかに「ストリーミングによる再生数>ダウンロード数」ですから、MP3で気軽に音楽を聴くというスタイルは現在に生活にすっかり定着したと言えそうです。
そして、当初は「こんな大きなサイズをわざわざネットでダウンロードして聞く人なんているのかな?」と思った「Flacデータベース」も順調にユーザーが増えているようです。それほど熱心に新しいファイルを追加しているわけではないのですが、こちらも順調に「2~3Tb/month」程度の転送量に達しています。
レンタルサーバーの会社に迷惑がかからないように、できればこの程度のレベルでおさまるようにファイルを追加していきたいと思っています。

ところが、こうして順調に運用ができている中で、今ひとつしっくりとうまくいっていないのがマイクロソフトのクラウドサービス(SkyDrive)を使った「Flacデータベース(モノラル)」です。
こちらは、モノラル録音時代の名盤をFlacファイルで配信するという趣旨なので、ステレオ録音に絞り込んだ「Flacデータベース」ほどアクセスはないだろうと思っていました。
実は、以前にも別のクラウドサービスを使って運用したことがあって、その時に「クラウドは使えない」と思ったのですが、「モノラル録音ならば何とかなるだろう」と思って再びクラウドを使って配信を始めた次第です。
しかし、結果から言うと、やはりクラウドを使って配信していくのは管理する方も使う方もストレスがかかる・・・と、言わざるを得ないようです。

言うまでもないことですが、管理する方も使う方もクラウドよりはレンタルサーバーを使った配信の方が便利です。
レンタルサーバーならば表示したページから直接ダウンロードができます。
それに対して、クラウドならば別のページに飛ばされて、おまけにアクセスできないとかIDを色々とろうるさいことを言われます。

管理する方も、フォルダ単位でまとめてアップロードできないのが実にもってストレスです。ファイルを一つずつアップしていると、そんな手間に耐えている自分を褒めてあげたくなります。

一昔前と違って、共用のレンタルサーバーでもそれなりの転送量は受け入れてくれる時代になってきました。
しかし、私が初めてこのサイトを立ち上げたときのように年間25万円近いレンタル料を払って、それでも500Gb/month程度の転送量でビジネスユースのサービスに移れと言われた時代(10年以上前ですが・・・^^;)と比べると隔世の感はあります。

もちろん、音楽ファイルの配信を禁止しているサーバーも多いので、そこは選ばないといけません。しかし、探せば「10K円~20K円/year」程度で使えそうなサーバーはいくつもあるようです。

「Flacデータベース(モノラル)」の方もサーバーをレンタルして運用

そこで、ここは思い切って「Flacデータベース(モノラル)」の方もサーバーをレンタルすることにしました。
マイクロソフトのクラウドサービス(SkyDrive)の方は払い戻しはないので5月の終わり頃までは使うしかありません。そこで、それまでには順次ファイルを移動させたいと思います。

また、これをきっかけに、サイトの構成をも見直して、著名な演奏は別立てでサイトを作ろうかと思っています。

取りあえず、こんな感じです。

FLAC データベース(Furtwangler)

これは、フルトヴェングラーの録音をまとめたサイトです。

現時点では、「トスカニーニ」「ワルター」「クレンペラー」「セル(これは私の趣味^^;)」「ホロヴィッツ」「ルービンシュタイン」「ハイフェッツ」あたりは独自のサイトでまとめていきたいと考えています。
それ以外は、「Flacデータベース(モノラル)」に詰め込むという構想です。

戦前のSP盤時代の録音なんかをFlacで配信する意味があるのかとも思ったのですが、例えば

チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」 ベルリンフィル 1938年10~11月録音

などを聞くと、やはり「やるだけの価値」はあると判断しました。

最近は本業の仕事の方も忙しくなって帰宅時間も遅くなっているので、無理のない範囲で少しずつ手直しをしていきたいと思います。

1 comment for “Flacデータベースを一部手直しします。

  1. KIF1208
    2013年2月5日 at 1:24 PM

    常に向上を心がけておられる姿勢に頭が下がります。

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