ルドルフ・ケンペ・コレクション(20CD)

ルドルフ・ケンペ コレクション 1955-1961

少し前にベームのボックス盤を紹介したときには初めてであったのが【VENIAS/ヴェニアス・レーベル】でした。
廉価盤やヒストリカルのレーベルは雨後の竹の子のように現れて消えるのが最近の事情ですが、このレーベルはその後も少しずつコレクションを増やしてきているようです。

レーベルのポリシーとしては「往年の個性的な演奏を手軽に楽しめるように低価格でボックス化する」と言うことと「音についても、過剰なノイズカットや高域強調をおこなわずに、なるべく本来のサウンドを楽しめるようにする」というものらしいです。今後要チェックのレーベルかもしれません。

そんなVENIASがベームに続けていくつかボックス盤をリリースしていますが、そんな中で注目したのがこのケンペのボックス盤です。何故注目したのかというと、ケンペに関して言えばすでに「ルドルフ・ケンペEMIレコーディングス」というボックス盤がリリースされているのですが、それとのダブりが皆無とは言いませんが、実に上手くすみ分けているのです。
今回、VENIASがボックス盤としてまとめたのは大部分が50年代のモノラル録音が中心であるのに対して、EMIのボックス盤は60年代から70年代にかけてのステレオ録音でまとめられています。
ダブっているのは、60年と61年にウィーンフィルを使って録音したウィンナーワルツとオーケストラピース(ウィーンフィルの休日)くらいですから、このボックス盤を買い足せば、ケンペと言う指揮者の実像を概観することができます。

原盤は全てEMIですから、本家が放棄したモノラル時代の録音をこういう形でまとめてくれるというのは嬉しい話です。

【収録情報】
Disc1
● ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45

エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1955年
録音方式:モノラル(セッション)

Disc2
● モーツァルト:交響曲第34番ハ長調 K.338

フィルハーモニア管弦楽団
録音時期:1955年11月24日
録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)

● モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年5月3,15,18日、6月12日
録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
録音方式:モノラル(セッション)

● モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年4月30日、5月3日
録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
録音方式:モノラル(セッション)

Disc3
● モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626

エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
ヘルムート・クレプス(テノール)
ゴットロープ・フリック(バス)
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1955年10月10-14日
録音場所:ベルリン、リンデン教会
録音方式:モノラル(セッション)

Disc4
● ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』

フィルハーモニア管弦楽団
録音時期:1956年11月
録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年11月27日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:モノラル(セッション)

● ヘンデル:王宮の花火の音楽

バンベルク交響楽団
録音時期:1962年5月
録音場所:バンベルク、クルトゥーアラウム
録音方式:ステレオ(アナログ)

Disc5
● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年12月1,3,5日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:モノラル(セッション)

● ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年11月29日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:モノラル(セッション)

Disc6
● ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲
● ワーグナー:『タンホイザー』序曲
● ワーグナー:『タンホイザー』第1幕よりバッカナール
● ワーグナー:『タンホイザー』第1幕よりヴェヌスベルクの音楽

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年11月30日、12月5日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:モノラル(セッション)

● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第3幕への前奏曲
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第3幕より親方たちの入場と徒弟たちの踊り

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン国立歌劇場合唱団
ベルリン聖ヘトヴィヒ教会合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年4月4-20日
録音場所:ベルリン、ヴィンターガルテン
録音方式:モノラル(セッション)

● ワーグナー:『神々の黄昏』より夜明け
● ワーグナー:『神々の黄昏』よりジークフリートのラインへの旅

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1956年11月30日、12月5日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:モノラル(セッション)

Disc7
● ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1957年9月2日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● ベートーヴェン:『フィデリオ』序曲
● ベートーヴェン:序曲『コリオラン』 op.62
● ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』 op.43~序曲
● ベートーヴェン:『エグモント』 op.84~序曲

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1957年7月、9月
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc8
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』

フィルハーモニア管弦楽団
録音時期:1957年5月5-6日
録音場所:ロンドン、ウォルサムストゥ・タウン・ホール
録音方式:モノラル(セッション)

Disc9
● ワーグナー:『ローエングリン』第1幕への前奏曲
● ワーグナー:『パルシファル』第1幕への前奏曲
● ワーグナー:『パルシファル』より聖金曜日の音楽
● ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1958年2月10-13,17日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc10
● ヨハン・シュトラウス2世:『こうもり』序曲
● レハール:ワルツ『金と銀』 op.79
● ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』 op.235
● ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1958年2月12-22日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● メンデルゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』
● ウェーバー:『オベロン』序曲
● ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
● スメタナ:『売られた花嫁』序曲
● スッペ:『ウィーンの朝・昼・晩』序曲

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1958年12月18-22日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc11
● リヒャルト・シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 op.35

ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ジュスト・カッポーネ(ヴィオラ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1958年6月1-7日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc12
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1959年9月3日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 op.72a

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1957年
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc13
● ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』 op.9

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1958年12月21日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1959年5月3日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc14
● ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
● ブラームス:交響曲第3番へ長調 op.90

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1959年1月2,3,5日(第1番)、1960年1月19-23日(第3番)
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc15
● チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 op.64

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1959年5月2-6日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● チャイコフスキー:『エフゲニ・オネーギン』第2幕より間奏曲とワルツ
● チャイコフスキー:『エフゲニ・オネーギン』第1幕より「手紙の場」
● チャイコフスキー:『エフゲニ・オネーギン』第3幕よりポロネーズ

エリーザベト・リンダーマイアー(ソプラノ:手紙の場)
ベルリン国立歌劇場合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1957年7月2,3日、9月3-4日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:モノラル(セッション)

Disc16
● ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 op.437
● ヨハン・シュトラウス2世:『千一夜物語』 op.346~間奏曲
● ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』 op.325
● ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『クラプフェンの森で』 op.336
● ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『浮気心』 op.319
● ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ『ディナミーデン』 op.173

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1960年12月21-22日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● シューベルト:『ロザムンデ』 D.797より序曲
● シューベルト:『ロザムンデ』 D.797より間奏曲第3番変ロ長調
● シューベルト:『ロザムンデ』 D.797よりバレエ音楽第2番ト長調

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1961年12月11,12,15日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc17
● ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1960年2月14,22,23日
録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc18
● ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1955年6月20-30日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:モノラル(セッション)

● ブラームス:悲劇的序曲 op.81

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1960年1月19-23日
録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc19
● スメタナ:『売られた花嫁』組曲(序曲/ポルカ/フリアント/道化師の踊り)

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1961年1月27日、4月26日
録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● フンパーディンク:『ヘンゼルとグレーテル』組曲(序曲/The Wiches’Ride/The Gingerbread House/The Witch’s Waltz/Dream Pantomime)
● ヴァインベルガー:『バグパイプ吹きのシュワンダ』よりポルカとフーガ

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1961年1月
録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

● グルック/モットル編:バレエ組曲

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1961年12月12,13日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc20
● マスカーニ:『友人フリッツ』第3幕への間奏曲
● ポンキエッリ『ジョコンダ』第3幕より「時の踊り」
● フランツ・シュミット:『ノートル・ダム』間奏曲
● グノー:『ファウスト』第2幕よりワルツ
● ヨーゼフ・バイヤー:バレエ音楽『人形の精』
● オッフェンバック:『天国と地獄』序曲
● ゴトヴァッツ:『あの世からきた悪漢』より
● チャイコフスキー:組曲第3番ト長調 op.55『主題と変奏』

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1961年12月11-17日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)



1件のコメント

  1. ルドルフケンペをまとめて聴けるのは嬉しいですね。
    ケンペはウィーンフィルとベルリンフィルの両方を指揮して録音した
    数少ない指揮者の一人ですね。
    凄いことだと思います。

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