“初代常任指揮者にグーセンスを迎えいきなり同国最高のオケにのしあがる。その後ニコライ・マルコ、ディ?ン・ディクソン、モーシュ・アツモン、オッテルロー、ルイ・フレモー、マッケラス、マーツァル、チャレンダー、デ・ワールト、ジェルメッティ、とそうそうたる名前の指揮者が同楽団を支えてきた。
今回のボックスはシドニー・オペラ・ハウスのオープニング・コンサートからの抜粋。史上最速の演奏として知られる1950年のクレンペラー「復活」、グーセンスのベートーヴェン、オッテルローの「幻想」、マッケラスのワグナー、デ・ワールイトの「英雄の生涯」、ジェルメッティの「海」とビッグ・ネームの演奏が目白押し。”
第38号セール単発(4)
こういう○○周年記念ボックスというのはよくリリースされます。資料的価値も高くて、さらにそのオケを贔屓にしている人にとっては涎の垂れそうな代物です。さらに、生産枚数が一般的に言って非常に少なく再プレスと言うことはまず考えられないだけに、素早く決断してゲットしないと永遠に入手不可能になってしまうと言う困った特性ももっています。
ユング君の場合だと、この贔屓筋がセル絡みでクリーブランド管弦楽団と言うことになります。そして、クリーブランドも他のオケと同じようにこの手のボックス物を出しています。
とくに、セルの生誕100周年を記念してリリースしたボックスは実に立派な物で、今ではユング君の宝物になっています。おそらく中古市場でもほとんど入手は不可能だと思います。
と言うことで、このボックス物ですが・・・どうした物か?
CD1
マーラー:交響曲第2番「復活」(1950/9)
オットー・クレンペラー指揮
ヴァルダ・バグノール(S)
フローレンス・テイラー(C)
ハールストーン合唱協会
CD2
ベートーヴェン:交響曲第2番(1952/4/21-22)
ジョン・アンタイル:バレエ組曲「コロボリー」 (1950/12/5)
ユージン・グーセンス指揮
グレインジャー:ユースフル組曲 (1976)
ジョン・ホプキンズ指揮
CD3
ベルリオーズ:幻想交響曲 (1974/8)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮
モーツァルト:フルート協奏曲第1番 (1976)
ネヴィル・アマーディオ(Fl)
パトリック・トマス指揮
CD4
マーラー:大地の歌から「告別」(1990/7/30)
エリザベス・カンプベル(M.S)
ステュアート・チャレンダー指揮
モーツァルト:モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618(1991/4/24)
シドニー・フィルハーモニア合唱団
ステュアート・チャレンダー指揮
ワーグナー:「神々のたそがれ」から「ブリュンヒルデの告別の歌」
(1973/9/29)
ビルギット・ニルソン (S)
サー・チャールズ・マッケラス指揮
CD5
R.シュトラウス:英雄の生涯 (1996/2/24)
ジョン・ハーディング (Vn)
エド・デ・ワールト指揮
ドビュッシー:海 (2006/10/8)
ジャン・ルイジ・ジェルメッティ指揮