“来る2008年、ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100年を記念し、ユニバーサルIMSでは数ある「カラヤンの第九」の中から名盤として長く親しまれてきた1962年ベルリン、イエス・キリスト教会で録音されたものを取り上げ、これをユニバーサルとしては初となる「ガラスCD」作品としてリリース致します。
昨年秋に技術発表された「ガラスCD」(正式にはEXTREME HARD GLASS CD《高品位ハード・ガラス製音楽CD》)はその音質におけるクオリティの高さがオーディオ・ファンをはじめとする音楽愛好家に驚きをもって迎え入れられ注目されています。
この「ガラスCD」のクオリティを最大限活かすため、今回、スタッフはマスター音源が眠る独・ハノーヴァーへ出向き、オリジナル・アナログ・マスターテープからのリマスターを持ち帰ることに成功しました。これは実際に「ガラスCD」の音を聞いてリリースに関する全面的な協力を快諾してくれたレパートリー・オーナーであるドイツ・グラモフォンの社長、マイケル・ラング氏によるものに他なりません。IMSでは今後もこの「ガラスCD」による名盤の限定完全復刻を「HERITAGE OF CLASSICSシリーズ」として継続していく予定です。(ユニバーサルIMS)”
交響曲第9番 カラヤン&ベルリン・フィル(ガラス製音楽CD+通常CD)(限定盤)【CD】-ベートーヴェン/音楽/HMV
いやあ、本当に出ましたね、20万円CD。さらに凄いのは、このシリーズを今後も継続していくというのですが、はてさていったい何人の人がこんなCDを買うのでしょうか?・・・と思ったのですが、考えてみればハイエンドオーディオの世界というのはケーブル一本に20万、30万出して何の疑いも感じない世界なのですから、CD一枚に20万円出しても何の疑問も感じない人はけっこういるでしょうね。
このCDの真価が発揮できるのは俺のシステムだけだ!!なんて言って鼻息の荒いおじさんたちは決して珍しくないはずです。
クラシックの世界なんて1000枚売れれば上出来ですから、売り上げだけで考えれば10枚売れれば肩を並べます。(2000円×1000=200000円×10)でも、私の勘では最初は物珍しさも手伝って100枚程度は売れるんではないでしょうか?そうすると売り上げ2000万ですから、なるほどシリーズ化したくなるのも納得です。
どう考えても私には一生縁のないCDですが(^^;、今後の成り行き如何!!・・・少しばかり興味があります。
ただ、そう言う成り行き以上に興味深かったのは、このシリーズのトップバッターにカラヤンの62年盤を選んだと言うことです。やはり、大金のかかったシビアな選択となれば、冗談は言っていられないようです。
やはりカラヤンの第9のベストは62年盤という事なのでしょう。