『ジョージ・セルの芸術』第1集&第2集

“ジョージ・セルの芸術 第1集 ニューヨーク・フィル・デビュー・ライヴ、他(4CD) セル・ファンでなくても必携のアイテムの第1集です。何とニューヨーク・フィル、クリーヴランド管デビューのコンサートが聴けるとは夢のようです。  活動の拠点をアメリカに移し、じっくりと腰を据えてオケを鍛えると同時に自らの芸術を比類無きまでに高めていった巨匠。初出演奏がずらりと並び、曲目もセルでこそ聴きたくなる名曲にして得意レパートリーばかりです。他レーベルでは不可能なWHRAならではの好企画です。(ミューズ)”

ジョージ・セルの芸術 第1集
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これはちょっと興奮しました。
セルの録音はほとんど出尽くしたかと思っていたのですが、こんなにも初出の録音が出てくるとは本当に驚きです。それも、ニューヨークフィルとクリーブランド管へのデビューコンサートがまるまる収録されているのですから、その歴史的価値は非常に高いものがあります。
さらに、1957年録音の「シェエラザード」なんてのもあります。こういう外連味タップリの音楽をこの時代のセルがどんな風に料理したのかかなり興味があります。
さらにうれしいのは、「第1集」と銘打っているからには第2集以降もリリースされるのかと期待していると、何と「第2集」の方も同時にリリースされるようなのです。
ジョージ・セルの芸術 第2集
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こちらの方には、若き日にフーベルマンをサポートして収録したラロのスペイン交響曲が収録されています。さらに、フランクの交響曲というのも収録作品の中にクレジットされています。
どちらも、重くてクライ作品の代表格みたいな音楽なのですが、セルの事ですから、そのまま重くてクライ音楽には仕上げていないだろうという予測は立ちます。おそらくはスタイリッシュに仕上げていることが想像されるのですが、ただし、スタイリッシュなフランクの交響曲と言うのは、どうにも想像が及ばない代物です。
それとも、相手がニューヨークフィルなので、されなりに重くて暗く仕上げているのでしょうか?出来ることなら、手兵のクリーブランド管との演奏で聴きたかったものです。
まさにセルマニア、いやSzell loverにとっては、まさに涙ものの企画です。
もちろん、即注文しました。
この後、第3集、第4集と続けばうれしい限りなのですが、はてさてどうなるのでしょうか?


<『ジョージ・セルの芸術』第1集 収録作品>
CD1:ニューヨーク・フィルへのデビュー・コンサート
・アメリカ国歌
・ベートーヴェン:交響曲第7番
・スメタナ:モルダウ
・ワーグナー:『タンホイザー』序曲
・スーザ:星条旗よ永遠なれ
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1943年7月4日(ライヴ)
CD2
・アメリカ国歌
・ウェーバー:『オベロン』序曲
・メンデルスゾーン:交響曲第4番『イタリア』
・R.シュトラウス:『ドン・ファン』
・ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
 ユージン・リスト(ピアノ)
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1943年7月11日(ライヴ)
CD3:クリーヴランド管弦楽団へのデビュー・コンサート
・スメタナ:『売られた花嫁』序曲
・スメタナ/セル編曲:弦楽四重奏曲『我が生涯より』
・R.シュトラウス:『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』
 クリーヴランド管弦楽団
 録音:1944年11月2日(ライヴ)
・シューマン:交響曲第4番
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1945年3月18日(ライヴ)
CD4
・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
 クリーヴランド管弦楽団
 録音:1957年12月7日(ライヴ)
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1945年3月18日(ライヴ)
・ブラームス:交響曲第2番
 クリーヴランド管弦楽団
 録音:1957年12月28日(ライヴ)
<『ジョージ・セルの芸術』第2集 収録作品>
CD1
・ラロ:スペイン交響曲
 アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1953年12月6日(ライヴ)
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
 クリフォード・カーゾン(ピアノ)
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1953年1月(ライヴ)
CD2
・ウェーバー:『オイリアンテ』序曲
 クリーヴランド管弦楽団
 録音:1957年12月14日(ライヴ)
・ワーグナー:『パルジファル』より前奏曲と聖金曜日の音楽
・ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
 クリーヴランド管弦楽団
 録音:1957年4月21日(ライヴ)
CD3
・ハイドン:交響曲第97番
 クリーヴランド管弦楽団
 録音:1957年12月14日(ライヴ)
・モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲
・シューベルト:交響曲第9番『グレイト』
 クリーヴランド管弦楽団
 録音:1957年12月21日(ライヴ)
CD4
・フランク:交響曲
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1953年12月6日(ライヴ)
・シベリウス:交響曲第2番
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 録音:1953年1月18日(ライヴ)