“DG Collectors Edition アルゲッチ・コレクション 1(8CD) ソロ・ピアノ・レコーディングス カリスマ・ピアニストのマルタ・アリゲリッチが、DGに録音したアルバムを集大成する企画の第1弾。(協奏曲と室内楽の2タイトルが2009年に加わる予定です。)今回は、1960年のデビュー盤から、1983年に至るソロ演奏を年代順にすべて収録しています。”
アルゲリッチ・コレクション?1(8CD)
正直言って、ユング君はピアニストに関してはあまりよい聞き手とはいえません。ユング君の再生装置に問題があるのか、それともピアノという楽器の録音の難しさに起因するのか、その辺がよく分からないのですが、どうにもピアノのソロが上手く再生されないのです。
ところが、どういう風の吹き回しか、ごく限られた何枚かのCDだけは実に魅力的に再生されるのです。そんなわけで、ピアノを聞きたくなるとその限られたCDばかりを聞くという結果になり、それ以外のものはどうしても手が伸びにくくなると言う「困った」状態が続いています。
そして、その限られたCDの中には残念ながらアルゲリッチは含まれていないので、彼女のことを云々出来るほど聞き込んではいません。
でも、一般論として、この20世紀を代表する(おそらく21世紀の彼女はソロピアニストではないといえるでしょう)ピアニストの業績をこれほどまとまった形で入手できる価値は大きいといえるでしょう。
悩むけれど、取りあえずはゲットしておこう・・・の範疇には入ってしまいそうです。
<収録作品>
CD1
・ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調
・ブラームス:2つのラプソディ第1番ロ短調
・ブラームス:2つのラプソディ第2番ト短調
・プロコフィエフ:トッカータ ハ長調
・ラヴェル:水の戯れ
・ショパン:舟歌 嬰ヘ長調
・リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
録音:1960年(ステレオ)
CD2
ショパン:
・ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 op.58
・ポロネーズ第7番『幻想』
・ポロネーズ第6番『英雄』
・マズルカ第36番 op.59-1
・マズルカ第37番 op.59-2
・マズルカ第38番 op.59-3
録音:1967年(ステレオ)
CD3
・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
・シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 op.22
録音:1971年(ステレオ)
CD4
ショパン:
・ピアノ・ソナタ第2番ロ短調 op.35『葬送行進曲付き』
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
・スケルツォ第2番変ロ短調 op.31
録音:1974年(ステレオ)
CD5
ラヴェル:
・夜のガスパール
・ソナチネ
・高雅にして感傷的なワルツ
録音:1974年(ステレオ)
CD6
ショパン:
・24の前奏曲 op.28
・前奏曲嬰ハ短調 op.45
・前奏曲変イ長調(遺作)
録音:1977年(ステレオ)
CD7
J.S.バッハ:
トッカータ BWV.911
パルティータ第2番 BWV.826
イギリス組曲第2番 BWV.807
録音:1979年(ステレオ)
CD8
シューマン:
・子供の情景 op.16
・クライスレリアーナ op.15
録音:1983年(デジタル)