“フルニエのドヴォコンといえば、同年6月、やはり同じセルとの顔合わせによるスタジオ録音がこの名曲にとどめをさすものとして広く知られています。そして、そのスタジオ盤の再現というべき5ヶ月後に行われた注目のライヴも、スタジオ盤の内容から考えておおいに期待が持てるところです。また、これはセルの数少ないライヴ録音としても貴重。”
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、他 フルニエ、セル他
何か面白そうな新譜はないかとあちこちのぞいていて発見しました。私の場合は、セルの初出録音は自動的にゲットなのですが、この組み合わせは一般の人にとってもかなり興味をそそる一枚ではないでしょうか。
カップリングはエルガーのコンチェルトで指揮はロスバウトというのもけっこう注目です。
<収録作品>
・エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
ピエール・フルニエ(Vc)
ケルン放送交響楽団
ハンス・ロスバウト(指揮)
録音時期:1955年3月7日(モノラル)
録音場所:ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ピエール・フルニエ(Vc)
ケルン放送交響楽団
ジョージ・セル(指揮)
録音時期:1962年11月16日(モノラル)
録音場所:ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
・ベートーヴェン:『魔笛』の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
ピエール・フルニエ(Vc)
フランツ・ホレチェク(P)
録音時期:1957年4月6日(モノラル)
録音場所:ケルン、WDRフンクハウス、第2ホール