以下に書くことはレジストリを直接いじりますので、マネをされるときはあくまでも自己責任でお願いします。
「Tweak UI 2.1」を使うとかなりの部分を変更できますが、メモリ管理については不可能です。ただし、今回購入したPCは2Gbもメモリを積んでいますから、このあたりはどうしてもいじりたいところです。
ということで、レジストリエディタを使って直接操作をしてみます。ただし、この辺は下手をするとOSそのものが起動しなくなったりしますのでご注意のほどを。
まずは、
カーネルメモリーを物理メモリーに一本化します。
一般的には物理メモリーと仮想メモリーの両方を使うのがデフォルトの設定ですが、これは物理メモリーが「128MB」程度を前提とした話です。今回は2Gbも積んでいるのですから、当然の事ながら物理メモリーに一本化します。これでかなりパフォーマンスは向上するはずです。
【ルート】
HKEY_LOCAL_MACHINE
\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
【作業】
Memory Managementのサブキー「DisablePagingExecutive」の値を0から1に変更する。
次に、入出力用のメモリサイズを拡張してファイルシステムを高速化するのも有効そうです。
実はこの値はデフォルトでは設定されていないことが多いようで、初期値の512Kbが使われているのが一般的なようです。しかし、ギガバイトのメモリが常識の昨今はこの初期値はあまりにも小さすぎますから、きちんと値を設定しておいた方がいいようです。
【ルート】
HKEY_LOCAL_MACHINE
\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
【作業】
Memory Managementのサブキー「IoPageLockLimit」の値を変更する。
ただし、「IoPageLockLimit」がないことが多いので、右クリックからDWORD値をえらんで「IoPageLockLimit」と入力してキイを作ります。
そして、10進数を選んで一般的には搭載されている物理メモリの4分の1を上限として適当な値を入力するそうですが、一般的には数 MB 程度に増やすとパフォーマンスが改善される可能性があるそうです。
それから、
2次キャッシュサイズ変更も必須のようです。
最近のCPUの2次キャッシュサイズはどんどん増えているのですが、Windowsの方はそれを自動では認識せずに、初期値の256kBの状態で動いているようです。つまりは、増えていることを教えてやらないと宝の持ち腐れと言うことです。
Intel Core2Duo E8400の場合は6Mbですから、本当にもったいない話です。
【ルート】
HKEY_LOCAL_MACHINE
\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
【作業】
Memory Managementのサブキー「SecondLevelDataCache」の値を10進数で6000に変更。(単位はKbだそうです)
そして、最後に
スレッド数を増やすことも効きそうです。
【ルート】
HKEY_LOCAL_MACHINE
\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Executive
【作業】
Executiveのサブキー「AdditionalCriticalWorkerThreads」の値を0から5に変更。
Executiveのサブキー「AdditionalDelayedWorkerThreads」の値を0から3に変更。
そして、ここまでやると、どうやら、「explorer.exe」を停止しても、しなくても音質的にはほぼ同等になりました。・・・なったようです。
やれやれです。
でも、最後に、必ずマネをされるときは自己責任でお願いします。