ハイドン交響曲全集 ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(33CD)

“1969?72年ステレオ録音。膨大なハイドンの交響曲を、比較的短期間のうちに全集にまとめあげた歴史的力作。収録時期が近いため、作風の時系列的変遷や、グループ別の比較など容易に行なえるのが特徴で、全曲揃って高水準な演奏もあって、その資料的・音楽的価値はまさに絶大。”

ハイドン交響曲全集 ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(33CD)
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昔は10万円近くしていたことを思えば、これは絶対に「買い」でしょうね。正直言って、その価格の高さ故にフィッシャー盤の登場で影が薄くなっていたのですが、これならば「完全復活」と言えます。
たとえフィッシャー盤を持っていても、その歴史的価値を考えるならば、やはりこのセットも手もとに置いておきたいものです。
残念ながら私は聞いたことがないので保障はしかねますが、コメント欄には「すべての曲でリピートされており、楽譜に一番忠実な交響曲全集であると思う。」という情報も寄せられています。
ハイドン没後200年の最大のプレゼントかもしれません。
<収録内容>
交響曲第1番ニ長調?交響曲第104番ニ長調『ロンドン』
協奏交響曲 変ロ長調、交響曲“A”変ロ長調、交響曲“B”変ロ長調、交響曲 第22番 変ホ長調『哲学者』(第2版)、交響曲 第53番 ニ長調『帝国』?フィナーレ(3種の異版)、交響曲第103番 変ホ長調『太鼓連打』?フィナーレ(異版)

1 comment for “ハイドン交響曲全集 ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(33CD)

  1. Tiske
    2009年1月15日 at 11:39 PM

    フィッシャー盤や、途中で終わってしまったホグウッド盤が出る前まで、唯一のハイドンの交響曲全集であり、恐らく最初で最後の全集と考えられていました。今でも、ランドン版を採用している等、資料的価値が高いことは確かです。
    でもそういうことに関係なく、本当に素晴らしい音楽に出会えます。
    吉田翁の言う通り、全部聴くのは相当に骨折りなのですが、全ての曲に工夫があり、発見と驚きがあります。
    この全集を聴き終えたあと、私にとってハイドンは本当に特別な作曲家になりました。そういう価値があります。未体験の人は是非どうぞ。

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