「ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム」と聞いてもピント来る人はほとんどないと思いますが、スイスはチューリッヒの近くにあるヴィンタートゥーアという街にあるオーケストラで100年を超える歴史を持っているようです。チェリストとして有名なハインリッヒ・シフがシェフをつとめていた事で記憶のある方もおられるかもしれません。(現在は、ヤク・ヴァン・ステーン・・・と言う人らしいです・・・知らんなぁ^^;)
もしくは、熱烈なフルヴェンファンなら、ウィーンから命からがら亡命したスイスで戦前最後の指揮をしたオケとして記憶に残っておられる方もいるかもしれませんね。
ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム
さて、とあるところからの情報によると、このオケのサイトからかなりまとまった録音がダウンロードができるとのことです。これは、前回のハイティンクに続く朗報かと思ってアクセスしてみると、確かにトップメニューの一番左側に「Music Download」というのがあります。これをポチッとクリックすると、
Download
We should like to thank Axa Winterthur insurances for their support for this download area.
Go to download area
と表示されるので、最後の「Go to download area」をクリックすると、ズラズラと一覧が表示されます。
うーん、これは凄い、CDに換算すると数十枚分はあるのではないでしょうか。
あちこち見てみると、ロンドンフィルのシェフに招かれる前の若きフランツ・ウェルザー=メストの録音などもあります。ベートーベンの8番などはなかなかにいいのではないでしょうか。それから、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」とサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」なども実に見事です。もっと、これはフランツ・ウェルザー=メスト云々よりもViolineのRudolf Koelmanが見事・・・と言う方が正しいんでしょうが。
さらに、聞くところによると、このオケは弦楽器の美しさが高く評価されているようで、バッハの有名なアリアなどをちょいと聞いてみたのですが、なかなかいいです。さらにはベートーベンの二つのロマンスなども惚れ惚れします。
これは全くの私見ですが、ロマン派や古典派のシンフォニーみたいなものよりは、ロマン派の小品やバロックの方が適性が高いように思えます。テレマンやヴィヴァルディ、ラモーなんかはどれもいいですね。
決してメジャーではない地方オケの素晴らしさに、ヨーロッパの底力を感じさせられます。
是非とも、一度アクセスあれ!!
いつも貴重な音源紹介をありがとうございます。
早速DLして聴いてみましたが、すごく聴きやすい!
前回のコンセルトヘボウに続くヒットです♪
まだコンセルトヘボウも聞き終わってないので、
当分楽しめそうです。
有難うございました!