掘れば出てくる「宝の山」

もう3月にもなっているのに、トップがいつまでも「新年あけましておめでとうございます。」ではまずいだろうと言うことで、簡単な近況報告などをしておきます。

まずは、今も少なくない方体調を気遣うメールをいただくのですが、正直言って完治するまでにはまだまだ時間がかかりそうです。しかしながら、焦っても仕方のないことでもありますし、「生き死に」に関わるような病気でもないので気長につき合っていくつもりです。

ただし、体調的には無理さえしなければほとんど問題はなく、普通の生活は言うまでもなくコンサートや芝居を見に行ったりするのも何の問題もないようにはなっています。
ですから、今はサイト更新の方は新しい録音を紹介することだけに集中して、それ以外のコーナーは更新しないようにはしています。
とはいえ、新型ウィルスの騒動で3月に予定した色々な外出計画は全て中止・延期等になってしまい、予定表は真っ白になってしまいました。市立の図書館も閉館となり、実に困ったものです。

仕方がないので、週に一度のランチと人出の少なそうな場所を狙っての「梅見」などに出かけて憂さ晴らしをしています。
そんな毎日になっていますので、必然的に音楽を聞く時間は増えてきていて、さらには著作権法の改悪に伴って新しくパブリック・ドメインとなる音源がなくなったことも重なり、今まで聞くことができずに放置していた音源を次々と聞いています。

率直な感想として、50年代と60年代はクラシック音楽にとっては素晴らしい時代だったんだと、分かっていたつもりでも、それを再確認させられる毎日です。
大物で言えば、グルダが50年代の初めに行ったベートーベンのピアノソナタ全曲録音、パスカル弦楽四重奏団によるベートーベンの弦楽四重奏曲の全曲録音、そして極めつけはシュナイダー四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲の全曲録音を目指した壮大な試みなどです。こういうのは、よほど暇でもなければ聞き通せなかったでしょうね。

掘れば出てくる「宝の山」だニャン!

そして、そう言う大物以外でも、まさに掘れば出てくる「宝の山」という感じで、本当にこのまま新しくパブリック・ドメインに追加される音源がなくなっても、ほとんど困ることはないようです。
とま・・・、そういう感じで日々すごしています。