カザルスの古き響き

今月も大阪狭山市でアナログレコードを聞き合う集まりがありました。毎月、顔なじみとあれこれおしゃべりできる時間は本当に貴重です。

それから、SP盤でカザルスの古い録音を聞く機会がありました。これが、想像以上に素晴らしくて、帰ってきてから聞かずにしまい込んでいたカザルスのアコースティック・レコーディングの復刻盤のCDを引っ張り出して来てこの数日は集中的に聞いています。
1910年代の録音は間違いなく機械吹き込みですが、音源のSP盤の状態が非常にいいのでしょう、実に魅力的な音楽を聞かせてくれました。

その後、20年代のものも聞き進めているのですが、どこで電気吹き込みになったのかはよく分かりません。しかし、どちらにしても録音状態は極めて良好です。
厳しい人によると、カザルスは20年代の中頃には衰えが出始めると指摘していますので、まさにカザルス最盛期の演奏といえるのかもしれません。

今から見ればまさに化石のような録音ですが聞く価値は十分にあると確信しました。
サイトの方でも少しずつ紹介していきたいと思います。

それからもう一つ、以前の集まりで「川柳」をやっているという人がいました。
そこで、この前も少しふれた「芋たこなんきん」→「田辺聖子」→「道頓堀の雨に別れて以来なり」の流れについて話すと非常に慶んでくれました。そして、「川柳の面白さが分かる人は川柳も作れる」と言ってくれたので、少しは挑戦してみようかと思います。

一時は俳句に凝ったときもあったのですが、時をおいて川柳に乗り換えです。

カザルスの古き響きに猫の伸び

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