歴史的に重要な録音のFlacファイル化

サイトを始めたはじめの頃にアップした音源の大部分はFlacファイル化されていません。
かなりの部分については今さらFlacファイルにする必要はないかと思うのですが、中には歴史的に意味のある録音も少なからずあります。
また、SP盤からの復刻も進歩して、当初紹介した音源と較べれば音質にかなりの違いのあるものもあります。

と言うことで、ぼちぼちではありますが、Flacファイルになっていない録音でそれなりに意味のあるものについては少しずつ追加していこうかと考えています。
今までも、時々気になった録音についてはFlacファイルにしてきたのですが、もう少し意識を持って今後はすすめたいと思います。
今日はその第1歩として
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調, Op.104
(Cello)パブロ・カザルス:ジョージ・セル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1937年4月28日録音

をアップしました。

歴史的に重要な録音はいい状態で公開したのじゃ・・・。


こう言うのは絶対に必要ですよね。
さらに、その時に古いMP3ファイルの方も手直しをしようかと考えています。

と言うのは、このサイトを始めた頃の通信環境は今とは比べものにならないほどにか細くて、出来る限りファイルの容量を小さくすることを優先して、音質はかなり犠牲にしていたからです。
それに、レンタルサーバーの費用も馬鹿にならず、本格的にはじめた2000年当初はサーバーの容量が200Mb(200Gbではないですよ)で年間20万円以上かかっていました。
にもかかわらず転送量が多すぎると文句を言われて、さらに上のグレードへの移行を要求されたものです。
まさに今昔の感です。

と言うことで、Flacファイル化と同時に、そう言う古いMP3ファイルも音質的には最高グレードにエンコードして置き換えたいと思います。
それから、この録音もFlacファイルにしてほしいというものがありましたらここにでも書き込んでください。すぐに対応できるかどうかは分かりませんが、参考にさせていただきます。

それと、そうやって大昔のページを見直していると、今となっては全て書き直したいと思うような文章が多くて困ってしまいます。(^^;
とは言え、今になってこっそり書き換えておくというのもフェアではありませんので、これはあまりにも困ったと言うときは「書き加え得て弁解する」という方法で対処しましょうか・・・。
そう考えれば、プロの物書きというのは大変な仕事です。
おそらく、若い頃の作品の幾つかは全て焼き捨ててこの世から消してしまいたいと思うものもあることでしょう。

4 comments for “歴史的に重要な録音のFlacファイル化

  1. yk
    2022年7月23日 at 11:52 AM

    録音における”音の良さ”に関しては、客観的視点と主観的視点の両者が複雑に絡み合い一概に語れぬものがありますが、録音フォーマットと言うのは客観的ベースの一角を占める重要な要素であることは誰しも異論のない所だと思います。現在のデジタル化音源に関して、私はCDフォーマット(16bit-44.1kHz)が最上のものとも思いませんが、一方で所謂現在の”ハイレゾ”の在り方(”音の良さ”)については可成り懐疑的で(私は所謂アナログ信奉者ではありませんが・・・)、やはり録音のデジタル化におけるCDフォーマットはその安定性と信頼性の点で一頭抜きんでた役割を担ってきているとは思います。特に、本サイトのように”Archive”と言う性格の音源においては、音源のデータベースとしての客観的統一性を安定的に維持するという観点からみて、CDフォーマットの非劣化圧縮によるflacファイル化には非常に重要な利点があると考えます。
    古い音源のflacファイル化には色々手のかかることも多いとは思いますが、yungさんの可能な範囲で出来得る限り進めていただきたいと期待しております。

    • yung
      2022年7月23日 at 3:01 PM

      本サイトのように”Archive”と言う性格の音源においては、音源のデータベースとしての客観的統一性を安定的に維持するという観点からみて、CDフォーマットの非劣化圧縮によるflacファイル化には非常に重要な利点があると考えます。

      このように言っていただけると大変有り難いです。
      また、メールでもすでに幾つか希望が寄せられていますので、そのあたりを中心にしながらぼちぼち置き換えていきたいと思います。

      ただし、意外と手間がかかる作業ですので、出来れば気長にお待ちください。

  2. HPI
    2022年8月3日 at 8:44 AM

    いつもBlue Sky Labelにはお世話になっております。さらに、FLAC形式での配信ということでは二重に助かっております。個人的にはFLACはビットレヴェルでの 一致を期待できるということで、まさに、メディアとなった時点での原音、ともいうべきものが温存されていると思っております。厳密にはWAVの再生とFLACではちがうという言葉が聞かれますが。気になるほどではないとりかいしています。拙宅のSSDライブラリーもすべてFLACで統一しています。いろいろとお手間なことも多いでしょうが、今後ともFLACでの配信もよろしくお願いします。
     さて、かなり以前よりPCオーディオ実験室を愛読させておりますが、拙宅でも一時DEQ-2496を使用していたこともありました。現在は引退していますが、その理由として、ARC Sytem2.5およびARC System3というVSTプラグインでマルチポイントを測定して、イークォライズィングを行うものとの出会いでした。ひそかにAccuphase社のDGシリーズより上だという感覚を持っています。Foobar2000のVSTプラグインラッパーに組み込み、活用しております。ぜひ、一度検索してみてください。もうWindowsに戻れるかどうかは推し量ることはできませんが、特性を整えることの大切さを知りながら、それが出来ないでいる人の福音になればと思います。Sytem2.5が32bit、System3が64bitのVSTプラグイン対応です。

    • yung
      2022年8月3日 at 10:24 AM

      拙宅でも一時DEQ-2496を使用していたこともありました。現在は引退していますが、その理由として、ARC Sytem2.5およびARC System3というVSTプラグインでマルチポイントを測定して、イークォライズィングを行うものとの出会いでした。

      なるほど、LinuxでMPDという提案が出てから、そちら側ではもう結論が出た感じなのですが、Windowsではまだまだいろいろな動きがあるのですね。
      私も配信用の音源の最終チェックにはWindowsのサブ・システムを使っていますので一度試してみたいと思います。

      なお、私も最終的には「DEQ-2496」使わず、出来る限りのシンプルさを追求しています。

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