サンソン・フランソワ/EMI録音全集(36CD)

“没後40年、1970年10月22日、46歳の壮年期に心臓発作で世を去った天才ピアニスト、サンソン・フランソワの録音集大成。  彼の録音を代表する、ショパン、ラヴェル、ドビュッシー(亡くなった日も完成に向けてセッションが予定されていた)作品はもちろん、リストの協奏曲の最初の録音(ツィピーヌ指揮)、最初期のショパン:ワルツ集、『葬送』ソナタの最初の録音まで収録。”

サンソン・フランソワ/EMI録音全集(36CD)
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正直言って、勘弁してよ・・・ですね。
フランソワは最近になってその凄さに気づいたので、かなりまとめて聴いてきました。
それがこんな感じでリリースされると、いささかへこみますね。
どうやら、格安のボックス盤という流れは当面続きそうですから、その辺を見切る「力量」も求められそうですね。
そういえば、こちらも、最終的には全集盤でドカンと出そうな雰囲気・・・。
カンタータ・ボックス1(第1集?第10集) 鈴木雅明&BCJ(10CD 限定盤)
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「BCJ結成20周年記念」と言うことで、現在は第40集(40CD)までが4つのボックスに分けて格安ボックス盤でリリースされています。(ちなみに録音は第46集まで進んでいるのかな?)
既にこの時点において、「こつこつ集めてきた者に対してはかなりの裏切り」という声も出ているのですが(^^;、全曲録音の暁にはドカンと出そうな予感が・・・。
どこで発注するか、判断の難しい時代になりつつあるようです。

3 comments for “サンソン・フランソワ/EMI録音全集(36CD)

  1. 題名のない子守唄
    2010年9月12日 at 10:48 PM

    電気製品もそうですが、新発売から時間が経過すると値下げしますよね。だからって「値下げするとはけしからん!」などと怒る人は少ないと思います。音楽CDもまた然り。高い値段で買ったお陰で他人より早く聴けたのですから、もう十分に元は取れたと考えるべきです。
    ところで、アンドレ・シャルランの再発CDはいかがでしたか?
    ユーザーレビューが全然載らないので変だなぁと思っていました。

  2. ユング君
    2010年9月13日 at 6:54 AM

    >ところで、アンドレ・シャルランの再発CDはいかがでしたか?
    ユーザーレビューが全然載らないので変だなぁと思っていました。
    発売延期に次ぐ延期で、漸く数日前に2セットだけが届いたところです。
    一番のお目当てだったフォーレの室内楽は未だに発売されていません。じっくり聞けるのはおそらく次の3連休でしょうか。

  3. yk
    2010年10月31日 at 6:23 PM

    すでに過去の話題になっていますが、本日ようやく注文していたフランソワのBOXが到着しました。
    8割がた手持ちと重なった全集でしたが、LP時代から聞きたいと思いながら聞けずにいたフランソワの自作(ピアノ協奏曲、ピアノ曲”黒ミサ”、etc.)が入っていたので、私には躊躇なく”買い”の全集でした。
    まだ、2枚ほどしか聞いていませんが、フランソワの最初期の録音の入ったCDから聞き始めました。1947−48年、フランソワ23−24歳のSP録音に含まれるショパン、ラベル、55年録音の自作「黒ミサ」、サンサーンスの「トッカータ」などを聴くにつけ、良し悪しは別として、もはやこういったピアニストは出現できないであろう世界に我々が住んでいるとつくずく思わせられる。
    如何なる”才能”も”教育”の範疇で育まれ,如何なる”異才”も理解可能で想定内の世界は、より平等で合理性に富んだ世界かもしれないが、フランソワのような人間にはさぞ生き難かろうと想像する。
    46歳で彼が亡くなったとき私は強いショックを受けたが、録音で今まで聞けなかった彼の最初期録音を聴くと、あのころをまざまざと思い出す。
    フランソワ・・・・・あらゆる意味で私が生きた時代の間違いなく”天才”と呼べるピアニストだった。

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