テンシュテットEMI録音ボックス

“クラウス・テンシュテット[1926-1998]がEMIに残したレコーディングからロンドン・フィルとのマーラー録音集を除いて集積してボックス化したセットの登場。
ベルリン・フィルとのワーグナー管弦楽曲集やブルックナー『ロマンティック』、シューベルト『グレート』、シューマン『ライン』&第4番、メンデルスゾーン『イタリア』、ドヴォルザーク『新世界より』、シカゴ交響楽団とのマーラー『巨人』、そしてロンドン・フィルとのブルックナー8番、ベートーヴェン『英雄』『田園』、R.シュトラウス『ツァラトゥストラ』、ムソルグスキー『禿山の一夜』などなど、高水準な演奏の数々がまとめてお買得になりました。装丁はクラムシェル・ボックス仕様で、各CDは紙製ケースに収納。32ページ・ブックレットが付属します”

テンシュテットEMI録音ボックス
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私が実演を聞いた指揮者の中で最も感銘を受けたのがこのテンシュテットです。手兵のロンドンフィルをつれて2回来日しましたが、その2度とも聞くことができたのは私の幸福な思いでのひとつとなっています。(3度目は予定されながら病気のためにきキャンセルになりました。)
とりわけ、初めての来日の時に聞かせてもらったマーラーの5番とブラームスの1番は忘れられません。
それからは、彼の新譜がでるたびに必ず買い込んでいたので、今回のボックス盤はダブり率100%です。(^^;ですから、私はゲットすることはないのですが、もしも、テンシュテットという人に興味はあるけれどあまりCDは持っていないというのなら、これは絶対にお買い得です。何せ、当時の新譜一枚の値段で14枚セットのボックス盤が手にはいるのですから・・・。
ただ、テンシュテットは基本的に「ライブの人」でした。
そのライブの凄さはスタジオ録音では十分に発揮されていない恨みはありますが、それでも、フルトヴェングラーの再来とイギリスで評価された凄さの一端は垣間見ることができます。
テンシュテットと言えばマーラーしか聴いていないという人も多いと思いますので、そう言う人には絶対お勧めのボックス盤です。


【収録情報】
CD1
・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1991年9月26日、10月3日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)
・ベートーヴェン:『プロメテウスの創造物』op.43?序曲
・ベートーヴェン:序曲『コリオラン』op.62
・ベートーヴェン:『エグモント』op.84?序曲
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1984年5月11-12日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
CD2
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』
・ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 op.93
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1985年9月15,16,19日、1986年3月27日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
・ベートーヴェン:『フィデリオ』序曲 op.72b
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1984年5月11-12日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
CD3
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1983年9月21,22日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
・ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45 第1曲、第2曲
CD4
・ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45 第3曲?終曲
 ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
 ヨルマ・ヒュニネン(バリトン)
 ロンドン・フィルハーモニー合唱団
 BBCシンフォニー・コーラス
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1984年8月19,20,23-25日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
・ブラームス:運命の歌 op.54
 ロンドン・フィルハーモニー合唱団
 BBCシンフォニー・コーラス
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1985年5月2日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
CD5
・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(ハース、1881年版)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1981年12月13,15,16日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
CD6
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノーヴァク、1890年版)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1982年9月24-26日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
CD7
・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
 シカゴ交響楽団
 録音時期:1990年5月31日-6月4日
 録音場所:シカゴ、オーケストラ・ホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)
CD8
・シューマン:交響曲第3番変ホ長調 op.97『ライン』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1978年10月17-18日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(セッション)
・シューマン:交響曲第4番ニ短調 op.120
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1980年4月18-20,22日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
CD9
・R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』op.作品30
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1989年3月
 録音場所:ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)
・R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』op.20
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1986年9月
 録音場所:ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ルームズ
 録音方式:デジタル(セッション)
・R.シュトラウス:交響詩『死と変容』op.24
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1982年3月28,29日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ、
 録音方式:デジタル(セッション)
CD10
・ワーグナー:『ワルキューレ』?「ワルキューレの騎行」
・ワーグナー:『神々の黄昏』?「夜明けとジークフリートのラインの旅」
・ワーグナー:『神々の黄昏』?「ジークフリートの死と葬送行進曲」
・ワーグナー:『ラインの黄金』?「ワルハラへの神々の入場」
・ワーグナー:『ジークフリート』?「森のささやき」
・ワーグナー:『ワルキューレ』?「ヴォータンの別れと魔の炎の音楽」
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1980年10月6,8,9日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
CD11
・ワーグナー:『タンホイザー』序曲
・ワーグナー:『リエンツィ』序曲
・ワーグナー:『ローエングリン』第1幕への前奏曲
・ワーグナー:『ローエングリン』第3幕への前奏曲
・ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1982年12月15日、1983年4月16,17日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
CD12
・メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 op.90『イタリア』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1980年4月18-20,22日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
・シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1983年4月21-22日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
CD13
・ムソルグスキー:交響詩『禿山の一夜』(リムスキー=コルサコフ編)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1990年5月10日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
・コダーイ:組曲『ハーリ・ヤーノシュ』
・プロコフィエフ:組曲『キージェ中尉』
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1983年9月22,23,26日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
CD14
・ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 op.72a
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1984年5月11-12日
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
 録音方式:デジタル(セッション)
・シューマン:4本のホルンのためのコンチェルトシュトゥック ヘ長調 op.86
 ノルベルト・ハウプトマン、マンフレート・クリア、クリストファー・コーラー、ゲルト・ザイフェルト(ホルン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1978年10月17-18日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(セッション)
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ長調 op.95『新世界より』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1984年3月14,15日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)

5 comments for “テンシュテットEMI録音ボックス

  1. Sugar
    2011年4月13日 at 10:46 AM

    後からそっと押していただき、ありがとうございます。
    マーラーのボックスと、当ボックス予約入れました。
    楽しみです。

  2. このサイトのファンです。
    2011年4月14日 at 9:52 AM

    このサイトお気に入りに入れているのですが、
    音楽を聴いている時、次何聞こっかなーと選ぶ際、
    もうひとつページを開かないといけないので、
    つまり、音楽を聴きながらその流れで次の選曲ができず、
    ちょい手間がかかる。
    選曲したら別ウインドウで開くようにしていただけるとありがたい気がします。

  3. gkrsnama
    2011年4月29日 at 7:02 PM

    ばらでほとんど持っています。これらのうちエロイカと巨人はライブで、どっちもものすごいですよ。
    ベートーベンのライブがBBCあたりからたくさんでてて、どれもものすごい気迫です。次にはどうぞ。1991の引退直前の第9などフルトヴェングラーの42年盤に張り合うかも。

  4. BIWAKO
    2011年5月10日 at 10:54 AM

    早速注文しました。明日発送とのことで楽しみにしています。
    14枚組で2,712円、この価格、嬉しいですね。
    Wave File Player for Referrenceで聞いています。
    いい音です。

  5. @manamana36
    2011年5月22日 at 2:31 PM

    先日予約・発売日にゲットしました(当然)。
    一部、ベルリン・フィルとの録音は、Testamentから出てるライヴ盤と聴き比べてみる楽しみもありますね。
    個人的には、こちら(EMIボックス)を良しとしています。

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