小菅優 ライヴ

“小菅優 ライヴ・アット・カーネギー・ホール
バッハ / ブゾーニ編:シャコンヌ
ハイドン:ピアノ・ソナタ変イ長調 H.16/46
ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番ヘ短調 op.57『熱情』
武満徹:雨の樹素描
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
グラナドス:マハと夜うぐいす(『ゴイエスカス』より)
リスト:超絶技巧練習曲集?第5番『鬼火』
ショパン:ノクターン第20番嬰ハ短調 2005年11月14日、ニューヨーク、カーネギー・ホール・ライヴ”

Yu Kosuge Official Website_index
ユング君は古い録音しか聴いていないと思われているようですが、興味をひくもんであれば若手の録音もよく聞いています。
これは、リリースされてから少しばかり時間がたっていますが、小菅優というピアニストを知らない人には一度は聴いてみる価値のある一枚です。
小菅優は、若手ピアニストとしては珍しくコンクールの優勝経験がありません。これは最近ではとても珍しいことで、そして、コンクール上がりでないと録音のチャンスがめぐってこないことが今のクラシック音楽をつまらないものにしていることを考えると、それだけでも興味がひかれます。
彼女の経歴を振り返ってみますと10才からヨーロッパに移り住み、数々の演奏活動を行ったと書いてあります。その間、コンクールなんかには見向きもしないで、ひたすらたたき上げのピアニストとして己を鍛え上げてきたようです。
これは「今の日本の若手」の中では奇跡的とも言えるほどの「希有の存在」です。
『天使の翼の先端が頬に触れた瞬間を感じさせるピアニシモ』(フランクフルト紙)
アイドル性とも無縁ですから、これからしっかりと勉強を積み上げていってほしいと思います。そして、こういうピアニストにチャンスを与えたSONYの慧眼にも拍手です。
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