どうしてこんなボックス盤がリリースされたんだろう?・・・と、訝しく思って宣伝文句を眺めていると「生誕100年」と言うことです。さらに、発売元からのアナウンスによると、Vol.2(合唱&オペラ作品集)は2015年に発売されるそうです。
それぞれに時代状況が違うので同列で比較はできませんが、何らかの区切りでこうしてまとまった録音がリリースされる演奏家は幸せです。
いつもマイナスの例としてあげるので心苦しいのですが、たとえば生前はオーストリアの音楽総監督とまで呼ばれたベームなんかは、どんな区切りがきてもいつもスルーでした。私が敬愛しているセルにしたって、何とも言えない中途半端な形で没後30年を記念するシリーズがリリースされたものでした。
ただし、セルに関して言えば、その後韓国のレーベルからかなりまとまった形のボックス盤(ジョージ・セル・エディション 49CD)がリリースされました。この背景には、売れそうな音源を今のうちにたたき売っておこうという「格安ボックス盤」の流れがあることは事実で、それに著作隣接権の切れ具合なんかも絡んできます。ですから、ベームも没後50年にはまとまったボックス盤がリリースされるかもしれません。もしも、そのときになってもスルーだったら、今度は「ベームは三度死んだ!」と言われるかもしれません。
話が横道ににそれすぎました。フリッチャイです。
最晩年のフリッチャイは「フルトヴェングラーの再来」とまで言われました。実際、その最晩年の録音を聴くと、そのような大仰な物言いがセールストーク以上の真実を含んでいることは間違いありません。しかし、病を得た後のフリッチャイに残されていた時間はあまりにも短すぎました。
それだけに、わずか48歳という、指揮者にとってはあまりにも若すぎる生涯だったにもかかわらず、その記憶は今も多くのリスナーの胸に残っています。いや、没後50年ともなれば、同時代性をもって彼とつきあった人は今や少数派となり、その大部分は録音を通してだけのつきあいで「過去の人」としてのフリッチャイと出会ったにすぎません。
それでも、彼の存在は今も多くのクラシック音楽ファンの中に息づいています。
言葉の本当の意味で「命をかける」と言うことがいかに凄いことなのかを改めて教えてくれます。
フリッチャイ指揮 ベルリンフィル 1959年10月録音
- ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」「第1楽章」
- ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」「第2楽章」
- ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」「第3楽章」
- ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」「第4楽章」
<収録作品>
Disc1
・バルトーク:ピアノ協奏曲第1番、第2番、第3番
ゲーザ・アンダ(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1959~1960年録音
Disc2
バルトーク:
・ヴァイオリン協奏曲第2番
ティボール・ヴァルガ(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・2つの肖像
・舞踏組曲
RIAS交響楽団
1951~1953年録音
Disc3
バルトーク:
・管弦楽のための協奏曲
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
・弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
RIAS交響楽団
1953年録音
Disc4
バルトーク:
・ディヴェルティメント
RIAS交響楽団
1953年録音
・ピアノ協奏曲第3番
モニク・アース(ピアノ)
RIAS交響楽団
1954年録音
・ピアノと管弦楽のためのラプソディ
ゲーザ・アンダ(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
Disc5
ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲第3番
アニー・フィッシャー(ピアノ)
バイエルン国立管弦楽団
1957年録音
・三重協奏曲
ゲーザ・アンダ(ピアノ)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
ピエール・フルニエ(チェロ)
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
Disc6
・ベートーヴェン:交響曲第1番、第8番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1953年録音
Disc7
ベートーヴェン:
・交響曲第3番『英雄』
・『レオノーレ』序曲第3番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1957年、1958年録音
・ヘンデル:ハープ協奏曲
ニカノール・サバレタ(ハープ)
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
Disc8
・ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、第7番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1961年、1960年録音
Disc9
ベートーヴェン:
・『エグモント』序曲
・交響曲第9番『合唱』
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
モーリン・フォレスター(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1958年録音
Disc10
ベルリオーズ:
・序曲『ローマの謝肉祭』
ラムルー管弦楽団
1952年録音
・『ファウストの劫罰』より『妖精の踊り』
RIAS交響楽団
1952年録音
・『ファウストの劫罰』より『ラコッツィ行進曲』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1950年録音
ボロディン:
・交響詩『中央アジアの草原にて』
・『イーゴリ公』より『だったん人の踊り』
RIAS交響楽団
1952年録音
・ムソルグスキー:交響詩『禿山の一夜』
RIAS交響楽団
1952年録音
・グノー:『ファウスト』よりバレエ音楽とワルツ
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
・ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より『ラコッツィ行進曲』
ベルリン放送交響楽団
1961年録音
Disc11
ロッシーニ:
・『絹のはしご』序曲
・『アルジェのイタリア女』序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1950年、1949年録音
・『セヴィリャの理髪師』序曲
・『タンクレディ』序曲
・『ブルスキーノ氏』序曲
・『セミラーミデ』序曲
・『どろぼうかささぎ』序曲
・『ランスへの旅』序曲
RIAS交響楽団
1951~1954年録音
・ビゼー:『カルメン』より前奏曲とバレエ音楽集
ベルリン放送交響楽団
1956年録音
Disc12
・ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲
・リーバーマン:管弦楽のためのフリオーソ
RIAS交響楽団
1949~1954年録音
アイネム:
・管弦楽のためのバラード
・ピアノ協奏曲
ゲルティ・ヘルツォーク(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1961年録音
Disc13
ブラームス:
・ピアノ協奏曲第2番
ゲーザ・アンダ(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1960年録音
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
ベルリン放送交響楽団
1961年録音
Disc14
・フランク:交響的変奏曲
・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
マルグリット・ウェーバー(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
・ブラームス:交響曲第2番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1961年録音
Disc15
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
RIAS交響楽団
1953年録音
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
・グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)
ベルリン放送交響楽団
1958年録音
Disc16
・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
・ラヴェル:ラ・ヴァルス
RIAS交響楽団
1953年録音
・ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
・ラヴェル:序奏とアレグロ
ニカノール・サバレタ(ハープ)
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
・デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
ラムルー管弦楽団
1952年録音
・ラヴェル:ボレロ
ベルリン放送交響楽団
1955年録音
Disc17
・ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』
・スメタナ:交響詩『モルダウ』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1959年、1960年録音
・リスト:交響詩『前奏曲』
ベルリン放送交響楽団
1959年録音
Disc18
・ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』
RIAS交響楽団
1953年録音
スメタナ:
・交響詩『モルダウ』
・交響詩『ボヘミアの森と草原から』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1953年録音
Disc19
・エック:アブラクサス組曲
・エック:ラモーによるフランス組曲
・アイネム:管弦楽のためのカプリッチョ
・ヘンツェ:バレエ変奏曲より
・フォルトナー:交響曲より第4楽章
・リーバーマン:スイス民謡による組曲
RIAS交響楽団
1949~1955年録音
Disc20
・ファリャ:スペインの庭の夜
・フランセ:ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ
・オネゲル:ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ
・チェレプニン:ピアノと管弦楽のための10のバガテル
・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
マルグリット・ウェーバー(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1955~1960年録音
Disc21
・プロコフィエフ:『古典交響曲』
・グリエール:交響曲第3番
RIAS交響楽団
1954年、1955年録音
Disc22
・ヒンデミット:交響的舞曲
・ハルトマン:交響曲第4番より第4楽章
・ハルトマン:交響曲第6番
・アイネム:『ダントンの死』より
・マルタン:小協奏交響曲
RIAS交響楽団
1949~1955年録音
Disc23
・ハイドン:交響曲第44番、第95番、第98番
RIAS交響楽団
1954年、1955年録音
Disc24
・ハイドン:交響曲第48番、第100番、第101番
RIAS交響楽団
1952年頃録音
Disc25
コダーイ:
・『ハーリ・ヤーノシュ』組曲
・交響曲ハ長調
ベルリン放送交響楽団
1961年録音
Disc26
コダーイ:
・ガランタ舞曲
・『ハーリ・ヤーノシュ』組曲
RIAS交響楽団
1954年録音
Disc27
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
ベルリン放送交響楽団
1956年録音
・リスト:ハンガリー狂詩曲第1番、第2番
RIAS交響楽団
1954年録音
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ヘルムート・ツァハリアス(ヴァイオリン)
RIAS交響楽団
1954年録音
・フバイ:『ヘイレ・カティ』
ヘルベルト・ザック=レウアー(ヴァイオリン)
RIAS交響楽団
1954年録音
Disc28
モーツァルト:
・交響曲第29番、第39番
ウィーン交響楽団
1961年、1959年録音
・フリーメイソンのための葬送音楽
・アダージョとフーガ K.546
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
Disc29
モーツァルト:
・交響曲第40番、第41番『ジュピター』
ウィーン交響楽団
1959年、1961年録音
・『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1958年録音
Disc30
・モーツァルト:交響曲第29番、第35番『ハフナー』、第41番『ジュピター』
RIAS交響楽団
1952~1955年録音
Disc31
モーツァルト:
・クラリネット協奏曲
ハインリヒ・ゴイザー(クラリネット)
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
・ピアノ協奏曲第20番
クララ・ハスキル(ピアノ)
RIAS交響楽団
1954年録音
・ピアノと管弦楽のためのロンド K.382
・ピアノと管弦楽のためのロンド K.386
アニー・フィッシャー(ピアノ)
バイエルン国立管弦楽団
1959年録音
Disc32
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第19番
クララ・ハスキル(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1955年録音
・ピアノ協奏曲第27番
クララ・ハスキル(ピアノ)
バイエルン国立管弦楽団
1957年録音
Disc33
・ロッシーニ=レスピーギ:風変わりな店
RIAS交響楽団
1955年録音
・リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』
ベルリン放送交響楽団
1956年録音
Disc34
・シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
・シューマン:交響曲第1番『春』
RIAS交響楽団
1955年録音
・ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番
ハインリヒ・ゴイザー(クラリネット)
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
Disc35
ウィンナ・ワルツ集
・『こうもり』序曲
・アンネン・ポルカ
・皇帝円舞曲
・トリッチ・トラッチ・ポルカ
・ラデツキー行進曲
・美しく青きドナウ
・ハンガリー万歳
・ウィーンの森の物語
ベルリン放送交響楽団
1961年録音
Disc36
ウィンナ・ワルツ集
・美しく青きドナウ
・ウィーン気質
・常動曲
・ピチカート・ポルカ
・『こうもり』序曲
・『ジプシー男爵』序曲
・春の声
・南国のバラ
・朝刊
・アンネン・ポルカ
・トリッチ・トラッチ・ポルカ
・ラデツキー行進曲
RIAS交響楽団
1949~1952年録音
Disc37
R.シュトラウス:
・交響詩『ドン・ファン』
・クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲
ハインリヒ・ゴイザー(クラリネット)
ヴィリー・フグマン(ファゴット)
RIAS交響楽団
1952~1953年録音
・ブルレスケ
マルグリット・ウェーバー(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1955年録音
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1950年録音
Disc38
ストラヴィンスキー:
・『春の祭典』
・『ペトルーシュカ』
RIAS交響楽団
1954年、1953年録音
・ピアノと管弦楽のためのムーヴメンツ
マルグリット・ウェーバー(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
Disc39
ストラヴィンスキー:
・ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
・ディヴェルティメント
マルグリット・ウェーバー(ピアノ)
RIAS交響楽団
1950年、1954年録音
ウェーバー:
・舞踏への勧誘
・コンツェルトシュテュック ヘ短調
マルグリット・ウェーバー(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
1961年、1961年
Disc40
チャイコフスキー:
・交響曲第4番
RIAS交響楽団
1952年録音
・『白鳥の湖』組曲
・『眠れる森の美女』~ワルツ
・『くるみ割り人形』~花のワルツ
・『エフゲニ・オネーギン』~ワルツ
ベルリン放送交響楽団
1957年録音
Disc41
チャイコフスキー:
・交響曲第5番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1949年録音
・序曲『1812年』
RIAS交響楽団
1953年録音
・『エフゲニ・オネーギン』~ワルツとポロネーズ
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
Disc42
チャイコフスキー:
・交響曲第6番『悲愴』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1953年録音
・ヴァイオリン協奏曲
イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
RIAS交響楽団
1949年録音
Disc43
チャイコフスキー:
・弦楽セレナード
RIAS交響楽団
1952年録音
・交響曲第6番『悲愴』
ベルリン放送交響楽団
1959年録音
Disc44
ヴェルディ:
・『アイーダ』からのバレエ音楽
・『オテロ』からのバレエ音楽
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
・『ナブッコ』序曲
・『運命の力』序曲
・『シチリア島の夕べの祈り』序曲
・『椿姫』第1への前奏曲/第3幕への前奏曲
・『アイーダ』前奏曲
・『アイーダ」からのバレエ音楽
RIAS交響楽団
1952~1954年録音
・ボンキエッリ:『ジョコンダ』より『時の踊り』
ベルリン放送交響楽団
1960年録音
Disc45
・スメタナ:交響詩『モルダウ』(リハーサル+本番)
南ドイツ放送交響楽団
1960年録音
ユング君さんが、晩年のベームを理解しないことについて、人それぞれですから、私がこのサイトでベームについて書きまくっても、あまり良いことではないと思っています。結論から言いますと、ベームは最高の指揮者です。晩年のベームを絶賛していた音楽家達は、次のような正にトップの人々でした。ニルソン・カルロス・フィッシャーディスカウ・ポリーニそしてカラヤンも賛辞を隠していませんでした。オーストリア音楽総監督であり、時の大統領が、共和国が与え得る栄誉は、全て与えたと発言していました。しかし一般の人気は地味なものだたようです。つまり玄人好みの高いレヴェルの音楽を作っていたのです。クラシック初心者が聴いて、すぐに素晴らしいと感じられることは、希なことではないでしょうか? 何と言っても、70年代に残したウィーンフィルとのスタジオ録音こそ、ベームの真価を知る最高の物です。ベームの価値を知ってしまった私は、本心からこう言えます。フルトヴェングラーを一生聴かなくとも、あんまり困ることもないでしょう!! と。レパートリーは殆どかぶっていますし、フルトヴェングラーの連れて行ってくれる楽園より、ベームが連れて行ってくれる風光明媚な絶景の天上の世界に行きたいのです。彼の指揮は混じりっけなしの 古典 的な音楽を作ります。センチメンタルも精神の高揚も、ベームを聴く上では必要ないものなのです。そこにはオーケストラという、この上ない美しい音を奏でる楽器しかありません。その勝れたオーケストラという楽器に、大作曲家たちの名曲を奏でさせれば、そこは自然と、天上の世界となります。素晴らしいもの程とっつきにくいという傾向は、全ての事に言えるのではないでしょうか。ベームの作る音楽も同様です。ユング君さんは、勝れた感性と偏見の少ない、文学的素養の深い人物です。ベームの古典性がよく分からなくても、不思議なことではありません。しかし最高の指揮者を悪い例として上げることは、あまり良くない事かもしれません。ユング君さんの一ファンとして、書かせて頂きました次第です。
いつも楽しく拝見、拝聴させて頂いております。
nakamotoさんのご意見も個人のお考えで良いでしょうが、誰それさんが言っていたから正いだとかカラヤンが認めたからだとか…。
当サイトはユングさん自己運営ですので、独断と偏見と嗜好があって当然です。ブログで許される範囲であれば、ユングさんの表現の自由を制限する必要は全くありません。それを「こう言うべきでない」と意見するのは、はなはだお門違いではないでしょうか?
私もこう言う意見をやり取りしたくないのでこれで終わりに致します。
ユングさん、運営大変だと思いますが末永く継続して頂けるようお願いいたします。
不愉快な投稿になり申し訳ありません。(削除して下さってOKですよ。\(^^ ) )
フリッチャイのジャケット写真は、片岡鶴太郎と大地康雄を足して2で割ったような感じですね。フリッチャイの伝記映画をやるとしたら、この2人のどちらかが主演だな(まあ、やる訳ないけど)。ところで、Disc14のブラ2はHMVでもベルリン・フィルになってますが、ウィーン・フィルですよね。それとも新発見のソースなのか・・・フリッチャイ・レコードデータ:http://www5.ocn.ne.jp/~fricsay/Page3.htm 余談ですが、カール・ベームの息子カールハインツ・ベームは今年5月29日に親父さんと同じ86歳で他界しましたね。
この全集、本日自宅に届きました。
私がフリッチャイの存在を知ったときには、すでに彼は他界していて、彼の残した膨大な録音の一部が廉価版でたたき売られていました。
だからこそ当時高校生だった私でも彼の演奏を知ることができたわけですが、1970年代の音楽シーンでは廉価版は「安かろう悪かろう」というイメージがかなりありましたから、日本ではフリッチャイもそんなに高くは評価されていなかったように思います。
なのでLP時代にフリッチャイのLPをコツコツ集めていたものの、全部集めきれなかった者としては、こういう企画をすごくうれしく思っています。
追伸 ベーム・ルネサンスが来る日を祈っています>nakamotoさん
私のコメントに対するご意見、お気使いありがとうございます。確かにおっしゃる通り、お門違いなのですが、ユング君さんは、度量の広い人物なので、このくらい辛口でもなんでも大丈夫なのです。それから私は誰よりもユング君さんから、恩恵を受けている大ファンなのです。あんまり恩恵に対していちいちコメントしていたら、ご迷惑かと思い、控える様にしているくらいです。唯、ユング君さんのファンの方々に不愉快な思いをさせてしまい、私のバカさ加減に呆れています。反省しています。他のサイトで、明らかにユング君さんの言葉に怒りをあらわにしているものを、いくつか見てしまい、この素晴らしいサイトに対して、そういった意見があるのは、あまり良くないと思い、ついこのような表現に成ってしまいました。心からごめんなさい。