ミュンシュ&ボストン交響楽団/初期ライヴ集

“全て初出音源。就任直後の凄絶なライヴ集。美麗BOX
 ボストン時代のライヴ録音がここまでまとまったのは、初めてです。アラウとの協奏曲や珍しいモーツァルトなど、どれも新鮮! ライヴで燃え上がる一発芸的な天才指揮者ミュンシュの本領が余すことなく収められております。”

ミュンシュ&ボストン交響楽団/初期ライヴ集(7CD)【CD】-Orchestral Concert/音楽/HMV
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随分と以前のことですが、「大好きな指揮者は??天国編」というアンケートをしたことがあります。
トップは予想通りフルトヴェングラーだったのですが、第2位にカラヤンが食い込んであらためてカラヤンの浸透力に驚かされたことがありました。
しかし、個人的に愕然としたのが、ミンシュが最下位でわずか7票しか集まらなかったことです。コメント欄にも「逆に信じられない思いだったのがミンシュの不人気ぶりです。実力もあり残された録音も素晴らしいものが多いだけにちょっと考えられない結果でした。」と書いてしまったほどです。
しかし、じっくりと考えれば彼のメインの業績とも言うべきボストン時代の録音が市場にほとんど出回っていないことに気づき、それを思えば仕方のない結果かと納得した次第でした。
しかし、最近になって「シャルル・ミュンシュの芸術」と題してかなりまとまった録音が一気にリリースされたので、これで少しはミンシュへの再評価も進むだろうと喜んでいたところに、全て初出音源による初期のライブ録音集がリリースされました。
これもまた少しばかりお高い買い物ですが、ミンシュファンには有り難いことです。


<収録作品>
CD-1
・ドビュッシー:イベリア(録音時期:1953年10月30日)
・ラヴェル:クープランの墓(1953年10月17日)
・オネゲル:死の舞踏(1952年12月19日)
CD-2
・ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死(1952年10月11日)
・シューベルト:交響曲第5番(1952年10月11日)
・シューベルト:交響曲第8番『未完成』(1952年12月13日)
CD-3
・オーベール:『ポルティチの唖娘』序曲(1953年12月26日)
・メンデルスゾーン:交響曲第4番『イタリア』(1952年11月1日)
・シューマン:交響曲第2番(1955年11月12日)
CD-4
・ワーグナー:『マイスタージンガー』第3幕より(1953年1月24日)
・モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』(1952年12月26日)
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』(1952年10月18日)
 レリア・グソー(ピアノ)
CD-5
・ベートーヴェン:交響曲第2番(1953年10月17日)
・ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』(1953年10月30日)
CD-6
・サン=サーンス:交響曲第3番『オルガン』(1954年1月1日)
・ラロ:スペイン交響曲(1953年12月11日)
 ルス・ポセル(ヴァイオリン)
・イベール:フルート協奏曲(1954年1月9日)
 ドリオ・アントニー(フルート)
CD-7
・ワーグナー:『ファウスト』序曲(1954年2月26日)
・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(1953年11月21日)
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(1953年1月9日)

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