“以前よりPHPのメーリングリストで議論されていたPHP4のサポート終了時期がついに決定し、www.php.netに告知がなされています。 今後PHP5への移行を促進しPHP5や6への開発に注力するため、PHP4のリリースはPHP4.4で終了とし、バグフィックスなどのサポートも今年末の2007年12月31日をもって終了するとのことです。重大なセキュリティフィックスに限り、2008年8月8日まで継続しますが、それ以降は行われません。 現在PHP4を利用しているユーザーはサポート終了までにPHP5へ移行することが推奨されています。”
PHP4のサポート終了時期が決定 – PHPプロ!ニュース
おそれていたことがついに現実となってしまった。
ユング君がいわゆるLAMPシステムでサーバーを構築したときのPHPのヴァージョンはPHP4でした。その後しばらくしてPHP5にヴァージョンがあがったのですが、PHPの場合はメジャーヴァージョンが違えば別言語と言われるほどに下位互換性に乏しい言語でした。さらに、速度の遅さや不安定性が指摘されて世間的には4から5への移行は一部の新しもの好きの人除けば動きは鈍いものでした。
安定してサーバーを運用することが求められるところではどうしても「枯れたシステム」が好まれます。当然のことながら、ユング君もPHP4でいけるところまでいくつもりでした。
しかし、ついに今年の8月をもって重大なセキュリティフィックスについても終了するとアナウンスされると、これは移行せざるを得ません。
問題は、そのヴァージョンアップでどの程度の不具合が発生するかです。
そこで、昨日バックアップ用のサーバー機で実験的にヴァージョンアップをして様子を見てみました。ヴァージョンアップの段階であれやこれやと不都合が発生して一汗かきましたが、・・・
undefined reference to `libiconv’
undefined reference to `libiconv_open’
undefined reference to `libiconv_close’
てな感じでmakeでエラーが発生・・・
なんとかPHP5に移行して様子を見たのですが、それほど深刻な不都合はないように見えます。
そこで、本日、実運用中のサーバー機の方も「エイヤッ!!」という感じでヴァージョンアップしました。予想通りリンク集の方は動かなくなりましたがそれ以外は問題がないように見えます。
ただし、「見えている」だけかもしれませんので、不都合を発見しましたら連絡をいただけると有り難いです。
あとはApacheの方も1.3から2系統にどこかで思い切って移行する必要を感じています。
この辺が自鯖でサイト運営しているものの頭の痛いところです。