“椅子のきしむ音まで収録された大変良好な録音に驚きました。8月9日のライヴは初出、8月3日分は他レーベルより出ていましたが比べものになりません。初出の『エロイカ』や第40番のマッシブな迫力はセルならではで、ベルリン・フィルがそれに輪をかけた熱演で聴き手を大いに魅了します。恐ろしく充実のセットと申せましょう。(キングインターナショナル)”
セル&ベルリン・フィル、ザルツブルク・ライヴ1957
うーん、「セルの初出」というのは、私にとってはどうしても無視しかねますね。特に、それが「エロイカ」となると指が勝手にキイボードを叩いて注文してしまいます。
昨年は、ジョージ・セル/ザルツブルク音楽祭ライヴ1958?68(7CD)
というのもリリースされましたので、セルのヨーロッパにおける活動が継続的にリリースされるとうれしいですね。
<収録作品>
CD1
モーツァルト:
・交響曲第29番
・ピアノ協奏曲第25番
・交響曲第40番
CD2
・ドビュッシー:『海』
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
CD3
・ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』
レオン・フライシャー(ピアノ)
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョージ・セル(指揮)
録音:(CD1)1957年8月3日、(CD2、CD3)1957年8月9日
ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音(モノラル)