うーん、複雑・・・(^^;

前回のちょっとした衝撃の続編。
あれから、サイトの更新もほとんどしないで、あれこれととっかえひっかえ音楽を聞いています。結果は、いささか複雑・・・なのです。
まず、旧い録音でそこそこのクオリティで鳴っていた録音はあまりかわりはないようです。残念ながら50?60年代のセルの録音なんかはあまり変わり映えしません。
しかし、評判のいたって悪い90年代のEMIの録音などは見違えるような音で鳴り響きます。
例えば、セルの次に大好きなテンシュテットのスタジオ録音はこの範疇にはいります。この時期のEMIの録音はスピーカーとスピーカーの間で何だかモゴモゴ鳴っていたような記憶があるのですが、その「モゴモゴ」が見事なまでに解きほぐれて実に見通しがよくなります。テンシュテットがナイジェル・ケネディと組んで録音したベートーベンやブラームスのヴァイオリン協奏曲なんかは聴けたものではないと思っていたのですが、この「explorer.exeを殺した」状態のパソコンで聞くと、今まではいったい何を聞いていたんだろうという思いになります。
テンシュテットの二度目の来日で聞かせてもらったワーグナーの管弦楽曲のスタジオ録音も、その地を這うような低弦楽器の凄味に圧倒されます。
録音媒体を通して演奏家を評価することの難しさと危うさについては今までも語ってきたのですが、今回もまたその危うさを再確認させられました。
やはり、音楽再生専用のパソコンは必須のようです。
とりあえず、「静音ネットショップ レイン」というところが良さそうなので、あれこれと希望を伝えて見積もってもらうことにしました。動き出せばまた報告します。

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