京都の紅葉~永観堂すでに見頃(11月15日現在)

今年の京都の紅葉は例年よりやや遅いというのが気象庁の予報だったのですが、実際はその逆で少しばかり早まったようです。
京都の紅葉観光のピークは、例年は11月23日の勤労感謝の日です。

昨年、その日に東福寺と嵐山に行ったのですが、それはそれは大変な混雑でした。
混むのは分かっていたので、東福寺に関しては開門の8時には到着するようにしていたのですが、既に長蛇の列が出きていてお寺の中にはいるのに30分ほどならびました。ところが、2時間ほど人混みにもまれながら紅葉を楽しんで外に出てみると、列はバス停までつながっていて、いつになったらお寺の中には入れるのかという状態でした。

永観堂放生池の紅葉(と鷺)

その東福寺から市バスと嵐電を乗り継いでお昼過ぎにたどり着いた嵐山に至っては普通に歩くことも難しいほどの混雑でした。
レストランには入れないのは言うまでもなく、テイクアウトのファストフードを買うのさえ困難な状態でした。

永観堂多宝塔から境内と京都の町並みを眺める

そう言う大変な経験をもとに、今年は時期を少し前倒しをして今週の月曜日(11月13日)から木曜日(11月16日)まで京都に行くことにしました。あの混雑にもまれるよりは、時期が早めで「色づきはじめ」でもいいという判断です。
最初にもふれたように、気象庁の当初の紅葉予報では「例年より遅め」でしたから、それも仕方無しという判断でした。
ところが、実際は11月の上旬から急速に冷え込んだために、一気に色づきが早まったようで、幾つかの場所に関してはまさにドンピシャリの「見頃」でした。

本当に桜と紅葉に関しては「運次第」です。

まさに今が見頃だった「永観堂」(11月15日)

京都で紅葉と言えば「東福寺」と「永観堂」が両巨頭です。東福寺に関しては昨年見に行きましたので、今年は「永観堂」に絞りました。
実は、昨年も「東福寺」と「永観堂」をまわる予定だったのですが、11月23日の段階で「永観堂」の紅葉は終わりかけているという情報をもらったので急遽「嵐山」に変えた経緯がありました。「永観堂」は同じ京都の中でも少しばかり色づくのが速いようです。

とは言え、11月15日と言うのはいささか早すぎる感があったのですが、実際は以下の写真で分かるように、まさにドンピシャリの「見頃」でした。
そして、有り難かったのは、「少し早い時期」と言うことで、「ドンピシャリの見頃」であるにもかかわらず、かなりゆったりとした人出で落ち着いて紅葉を楽しむことが出来たことです。

永観堂の山門をくぐるとすで紅葉にそまっていますが人出はこの程度!!

すでに山門のところから綺麗に色づいています。

見事なグラデーション

紅葉はすべて赤くなるときには、最初に赤くなった紅葉が茶色く枯れてきますので、少し緑色の葉が残っているくらいの時がベストです。そう言う時期だと赤の中に緑や黄色のグラデーションを演出してくれます。

御影堂の柱越しに見る紅葉も見事です

本堂の柱越しに見る紅葉、お堂の屋根にかかる紅葉など、人の手が完璧に入る事による京都ならではの紅葉が楽しめるのが「永観堂」の魅力でしょう。

御影堂と紅葉

おそらく、紅葉の魅力には2通りあって、一つは自然そのものが作る雄大な紅葉であり、もう一つは人の手が作り出した完璧な人工美としての紅葉です。おそらく、「永観堂」の紅葉はこの後者の美、つまりは人に手による人工美の極値を示すものと言えるでしょう。

じっと動かない鷺も見事な景色の一部になっていました

そう思うと、この池の真ん中に身動きもせずたたずむ鷺までもが、まるで「永観堂」に雇われて演じているかのように見えてきます。

池と紅葉、そして多宝塔の取り合わせが見事!!

この池と紅葉が織りなす風景の見事さは、まさに計算されつくしたものであることがよく分かります。

銀杏の落ち葉が紅葉を引き立てるキャンパスになっています

さらに、この殆どすべての葉を落とした銀杏が、今度は地面の上に黄色のキャンパスを作り、その上に紅葉のグラデーションがもつ美しさを完璧に演出することなども、その計算の一つでしょう。
本当に、人の手が手繰り出した芸術品、それが「永観堂」の紅葉です。

可愛いお地蔵さんと紅葉

この、可愛いお地蔵さんと紅葉の取り合わせも見事なものです。

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