嵐山は真夏の一時期を除けばいつも人出あふれています。いや、最近は外国からの観光客が増えているので、真夏の酷暑の時期でも人はあふれています。
それが紅葉の時期ともなれば、渡月橋をわたってかえってくるだけで30分以上も時間がかかってしまいます。
しかし、それほどの人出にも負けずに出かけていって、それに見合うだけの「紅葉」が見られるのかと言えばかなり「疑問」です。一般的には渡月橋から見上げる嵐山の眺めが「絶景」とされているのですが、私の狭い経験の中ではお昼を過ぎると逆光になって「よく分からない」というのが本当のところだと思います。
ですから、嵐山の紅葉は渡月橋からの眺めではなくて、その周辺の紅葉をたずねるのが正解です。
ただし、紅葉のピークの時期ともなると、その周辺の場所に移動することすらままならない状況になります。嵐電の駅から嵯峨野の竹林に向かおうと思ってもあの狭い道に人があふれて身動きが取れなくなると言うのがピーク時の実態です。常寂光寺などはどうすれば近づけるのですか、と言う状況になります。
とはいえ、11月14日現在の嵐山周辺の紅葉の状況は見頃までもう一歩という感じでしたから、来週はまさに紅葉の最盛期と言うことで凄い人出になりそうです。
保津川周辺の紅葉はすでに見頃をむかえています
トロッコ列車は予約受付と同時に申し込んだおかげでチケットをゲットすることが出来ました。数年前に、11月初旬に乗ったことがあるのですが、その時も色づきはじめくらいだったのですが、それでも十分に楽しめました。
今年は、雨がふっていて紅葉を見るには今ひとつの状況だったのですが、紅葉はまさに見頃をむかえていて素晴らしい20分を楽しむことが出来ました。こういうピークの時期にトロッコ列車に乗ったのは初めてだったのですが、なるほど人気が集中するのは当然だと納得するほどの紅葉でした。(あまりの素晴らしい紅葉に写真を撮るのも忘れました^^;)
そして、亀岡からの帰りは保津川の船下りを楽しんだのですが、これもまた素晴らしい紅葉の中を1時間半をかけて嵐山まで戻ってきました。
嵐山周辺はすでに色づいている紅葉も多かったのですが、ピークは上にも書いたように来週になりそうでした。
紅葉は太陽の光を受けてこそ輝くので、終日小雨が降るこの日(11月4日)は余りよい日ではなかったのですが、霧の向こうに霞む紅葉もそれなりに味はありました。
大覚寺はすでにかなり色づいていました
保津川を下って嵐山に帰ってきたのが2時半だったのでもう一カ所回れると言うことで、今回は大覚寺を訪ねました。
大覚寺と言えば、なんと言っても大沢池と紅葉の取り合わせが魅力なのですが、その取り合わせを楽しむには少しばかり時期が早かったようです。ここも、見頃のピークは来週になりそうです。
ただし、見事に色づいている紅葉も多くて、ようやく雨が上がって薄日が差してきたこともあって、大覚寺ならではの紅葉が楽しめました。
この時期はどこのお寺も夜間のライトアップをしているので、拝観終了の5時になるといったん追い出されるのですが、ここでは5時少し前だったにもかかわらず大沢池周辺にもう一度入らせてもらえました。
具体的な名前は挙げませんが、20分も前から出て行けとしつこく声をかけまくって追い出しにかかっていたお寺とほ大違いでした。