ペーター・マークARTSレーベル録音集成(16CD)

“2001年に亡くなった巨匠、ペーター・マーク。晩年にその芸術の全盛期を迎えた彼の指揮ぶりを(晩年の)聴くには唯一の音盤だったARTSレーベルへの録音をすべて集めた、美麗ボックス入り限定コンプリート・コレクション。  微細な部分に至るまで十分に練り上げられた彼の誠実な演奏はいずれも傾聴に値するもので、画一的な演奏解釈は微塵もなく、特にライフ・ワークとしていたメンデルスゾーン全集、モーツァルト録音は歴史的とも言える名盤と申せましょう。”

ペーター・マークARTSレーベル録音集成(16CD)
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テンシュテットが活動を停止してガックリしていたときに、私の視界に飛び込んできたのがマークでした。
ペーター・マークのモーツァルト アート:プライス:1000円
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団とのコンビで録音されたモーツァルトが一部の愛好家に注目され、やがてARTSレーベルから安定的に彼の録音が供給されるようになって「最後の巨匠」扱いになっていきました。
こうなると、へそ曲がりの私はそっぽを向いてしまうことが多いのですが、マークの場合はそんなつまらぬ意地をねじ伏せるほどの魅力に満ちあふれていました。
当時、レコ芸の広告の片隅にマークの新録音が告知されると、行きつけのお店に行って予約をいれたものです。
正直言ってベートーベンの録音はあまり面白くありません。しかし、それを割り引いても、モーツァルトとメンデルスゾーンに関しては絶対聞くべき値打ちがあります。
もしも、マークのことをまだご存知でなければ、そして、薄味の無味無臭のモーツァルトに飽き飽きしておられるならば、16枚セット、5663円は絶対にお買い得でしょう。(元も安かったし、今の時勢ならば、この半額ぐらいの値付けは出来なかったのか!というとんでもない欲は出ますが・・・。)

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