ミラノ・スカラ座/偉大なヴェルディ・オペラ集(21CD)

“1960年から1981年にかけてドイツ・グラモフォンがおこなったレコーディング・セッションから選りすぐった名演集。すべてステレオ録音で聴きやすい音質のため、基本ライブラリとしても重宝する便利なセットです。配役も実に豪華。”

ミラノ・スカラ座/偉大なヴェルディ・オペラ集(21CD)
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これがわずか5000円あまりとは開いた口がふさがりません。
プラシド・ドミンゴ・ ニコライ・ギャウロフ・ミレッラ・フレーニ・レナータ・スコット等々、実に豪華な顔ぶれです。
確かに、単売でもボックスでも流通させるのにかかるコストは大差ないはずです。さらに、録音をお蔵に入れていても一銭の利益も生みません。それなら、ボックスにしてアイテムあたりの価格を高くしたほうが利益を生むだろう事は容易に想像できます。もちろん、買い手にとってもそう言うボックスは魅力がいっぱいですから、どうしても財布の口が緩んでしまいます。
ただ、CD3枚セットのオペラ全曲盤を一万円近くも出してこつこつと買い集めていた「過去」を持つものにとっては、複雑な感情をどうしても払拭しきれません。
でも、こういう不況下だと、こういう企画ものは増えることはあっても経ることはないでしょう。そして、私のようなお馬鹿なユーザーは「ダブリ率50%以下」なら、馬鹿は分かっていながら注文してしまうのです。・・・トホホ・・・。


【収録情報】
CD1-2
・歌劇『リゴレット』全3幕
 レナータ・スコット(ジルダ)
 フィオレンツァ・コッソット(マッダレーナ)
 カルロ・ベルゴンツィ(マントヴァ公)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(リゴレット)、他
 指揮:ラファエル・クーベリック
 録音:1964年(ステレオ)
 
CD3-4
・歌劇『トロヴァトーレ』全4幕
 アントニエッタ・ステッラ(レオノーラ)
 フィオレンツァ・コッソット(アズチェーナ)
 カルロ・ベルゴンツィ(マンリーコ)
 エットーレ・バスティアニーニ(ルーナ伯爵)、他
 指揮:トゥリオ・セラフィン
 録音:1962年(ステレオ)
CD5-6
・歌劇『椿姫』全3幕
 レナータ・スコット(ヴィオレッタ)
 ジャンニ・ライモンディ(アルフレード)
 エットーレ・バスティアニーニ(ジェルモン)、他
 指揮:アントニーノ・ヴォットー
 録音:1962年(ステレオ)
CD7-8
・歌劇『仮面舞踏会』全3幕
 アントニエッタ・ステッラ(アメリア)
 アドリアーナ・ラッツァリーニ(ウルリカ)
 ジュリアーナ・タヴォラッチーニ(オスカル)
 ジャンニ・ポッジ(リッカルド)
 エットーレ・バスティアニーニ(レナート)、他
 指揮:ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ
 録音:1960年(ステレオ)
CD9-11
・歌劇『ドン・カルロ』全5幕
 アントニエッタ・ステッラ(エリザベッタ)
 フィオレンツァ・コッソット(エボーリ公女)
 エットーレ・バスティアニーニ(ロドリーゴ)
 ボリス・クリストフ(フィリッポ?世)
 フラヴィアーノ・ラボー(ドン・カルロ)、他
 指揮:ガブリエーレ・サンティーニ
 録音:1961年(ステレオ)
CD12-14
・歌劇『マクベス』全4幕
 シャーリー・ヴァーレット(マクベス夫人)
 ピエロ・カプッチッリ(マクベス)
 プラシド・ドミンゴ(マクダフ)
 ニコライ・ギャウロフ(バンクォー)、他
 指揮:クラウディオ・アバド
 録音:1976年(ステレオ)
CD15-16
・歌劇『シモン・ボッカネグラ』プロローグ&3幕
 ピエロ・カプッチッリ(シモン・ボッカネグラ)
 ミレッラ・フレーニ(マリア)
 ホセ・カレーラス(ガブリエーレ)
 ニコライ・ギャウロフ(フィエスコ)
 ジョセ・ヴァン・ダム(パオロ)
 ジョヴァンニ・フォイアーニ(ピエトロ)、他
 指揮:クラウディオ・アバド
 録音:1977年(ステレオ)
CD17-19
・歌劇『アイーダ』全4幕
 カーティア・リッチャレッリ(アイーダ)
 プラシド・ドミンゴ(ラメダス)
 エレーナ・オブラスツォワ(アムネリス)
 レオ・ヌッチ(アモナスロ)
 ニコライ・ギャウロフ(ランフィス)
 ルッジェーロ・ライモンディ(エジプト国王)
 ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ(巫女)、他
 指揮:クラウディオ・アバド
 録音:1981年(デジタル)
CD20-21
・レクイエム(死者のためのミサ曲)
 カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)
 シャーリー・ヴァーレット(メゾ・ソプラノ)
 プラシド・ドミンゴ(テノール)
 ニコライ・ギャウロフ(バス)
 指揮:クラウディオ・アバド
 録音:1979-80年(ステレオ)
 以上、ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団

3 comments for “ミラノ・スカラ座/偉大なヴェルディ・オペラ集(21CD)

  1. ロングロウ
    2009年4月22日 at 10:45 PM

    いつも参考にさせていただき、ありがとうございます。
    >CD3枚セットのオペラ全曲盤を一万円近くも出してこつこつと買い集めていた「過去」を持つものにとっては、複雑な感情をどうしても払拭しきれません。
    これについては、私も同じように感じております。が、当時のほうが、やっと買ったという思い入れが強いせいか曲の隅々まで記憶に残っている盤が多いですね。一聴して誰だって分かるものが多いです。安い分購入枚数は増えましたが、全体的な印象でしか聞いていないものも増えました。消化できるペースで買えって言うことなのでしょうかね。

  2. ムラヴィンスキー狂
    2009年4月23日 at 8:18 AM

    yung様
    またですか・・・はぁぁぁぁ・・・・・
    もう涙も出ませんわ。
    しかしこんなに安く良い音盤が手に入るというのに、クラシック音楽を取り巻く環境は依然として明るくはならないこの不思議さ・・

  3. ユング君
    2009年4月23日 at 8:12 PM

    >当時のほうが、やっと買ったという思い入れが強いせいか曲の隅々まで記憶に残っている盤が多いですね。
    全く同感です。
    「過剰」の中で大切なものを欠落させて、内実としてはとんでもない「貧困」状態に陥ってしまう事を常に恐れないといけません。
    自戒、自戒・・・。

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