“バーンスタインがCBS時代にセッション・レコーディングした世界初のマーラー交響曲全集が、新リマスターによる12枚組のボックス・セットとして登場。 演奏は、全体に壮年期バーンスタインならではのエキサイティングなもので、その熱っぽくストレートな訴えかけには、濃厚な感情移入をみせる晩年の再録音とはまた違った魅力があふれています。”
マーラー 交響曲全集 バーンスタイン&ニューヨーク・フィル
私個人としては、晩年のスローテンポと濃厚な表情付けはあまり好きではなく、特にマーラーに関してはこのニューヨークフィルとの歴史的な全集を好ましく思ってきました。もしも、晩年の全集でしかバーンスタインのマーラーをご存知でない方がおられましたら、一度は聞いてみる価値があるのではないでしょうか。
なお、昨日紹介したHaydnのBoxよりこちらの方が先にリリースされています。レニーと言えばマーラーばっかり、と言う声があるのを聞いたのでしょうか。それとも、「Sony Classical」はニューヨーク時代のレニーの録音をまとめて再発するつもりなのでしょうか?
マーラー、ハイドンときましたから、できれば引き続いてニューヨーク時代のシベリウスやチャイコフスキーなんどもリリースしてくれると嬉しいな・・・などと、と思っております。
【収録情報】
CD 1:
・交響曲第1番ニ長調『巨人』
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1966年(ステレオ)
・交響曲第10番嬰ヘ長調?「アダージョ」
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1975年(ステレオ)
CD 2-3:
・グスタフ・マーラーの思い出(語り:ウィリアム・マロック)
Reminiscences by Mahler’s Associates and by Musicians Who Played Under His Baton (narrated by William Malloch)
・交響曲第2番ハ短調『復活』
リー・ヴェノーラ(ソプラノ)
ジェニー・トゥーレル(メゾ・ソプラノ)
カレジエート合唱団
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1963年(ステレオ)
CD 4-5:
・交響曲第3番ニ短調
マーサ・リプトン(メゾ・ソプラノ)
スコラ・カントルム女声合唱団
トランスフィギュレーション教会少年合唱団
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1961年(ステレオ)
CD 6:
・交響曲第4番ト長調
レリ・グリスト(ソプラノ)
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1960年(ステレオ)
CD 7:
・交響曲第5番嬰ハ短調
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1963年(ステレオ)
CD 8:
・交響曲第6番イ短調『悲劇的』
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1967年(ステレオ)
CD 9:
・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1965年(ステレオ)
CD 10:
・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
エレナ・スポーレンベルク(ソプラノ)
グィネス・ジョーンズ(ソプラノ)
ゲニス・アンニアー(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(アルト)
ノーマ・プロクター(アルト)
ジョン・ミッチンソン(テノール)
ウラディミール・ルジャーク(バリトン)
ドナルド・マッキンタイア(バス)
リーズ音楽祭合唱団
オービントン・ジュニア・シンガーズ
ハイゲート・スクール少年合唱団
フィンチレー児童音楽グループ
ロンドン交響楽団&合唱団
録音:1966年(ステレオ)
CD 11:
・交響曲第9番ニ短調
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1965年(ステレオ)
CD 12:
・交響曲『大地の歌』
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ルネ・コロ(テノール)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年(ステレオ)
レナード・バーンスタイン(指揮)