月に何度かはぼやいてみようかと

あまりにも無愛想な管理人だと自覚しているので、月に何度かはここで少しはぼやきでも漏らしてみようかと思い始めています。

まず始めに、たくさん寄せられるリクエストに関してです。
正直言って、そう言うリクエストをいただけるのはとても嬉しくて、「そうそう、それもアップしなきゃ!」と思う事がよくあります。しかし、現実はその要望にはほとんどお応えできていないので、それはそれで申し訳なく思っています。

実は、少し前まではそう言うリクエストにはかなり積極的に応えていました。
しかし、昨年からのコロナ禍のもとでコンサートや芝居にも行けず、オーディオやクラシック音楽関係の集まりも大幅に縮小し、さらには万葉集関係の講座も同じように縮小されてしまいました。結果として、時間だけは腐るほど手もとに残るという事になってしまいました。
そして、この手もとに腐るほど残った時間をどう使うかと言うことになると、音楽を聞くか、本を読むか、テレビのドラマを見るかです。

困ったもんだ・・・ニャン

テレビのドラマなんて今まではほとんど見なかったのですが、音楽と本だけでは間が持たないので、いつの頃から見始めるようになりました。そして、見てみればそれぞれに特徴があって面白く、最近はNHKの朝ドラなんかも欠かさず見るようになった自分に驚いています。そっして、民放には民放の良さもあるのですが、ドラマのクオリティという点ではNHKが頭一つぬけていることも始めて確認できました。

さて、問題は腐るほど時間があって音楽を聞きまくっているとどうなるかと言うことです。それは、サイト運営にとっては異常に「在庫」が増えるという結果につながります。
おそらく、現時点で、今までと同じように毎日更新を続けて一年間は困らないほどの「在庫」を抱えてしまっています。それも、音源だけでなく、作品や演奏へのコメントも用意済みという状態でほぼ1年分です。そして、その「在庫」は今のコロナ禍の様子を見ていると増えることはあっても経ることはなさそうです。

ですから、最近はアップした音源を聞いてコメントを書いたときと、サイトにアップするときのタイム・ラグがどんどん大きくなってきていて、アップする前にもう一度聞き直してコメントに不備はないかを確認する事もよくあります。
そんなわけで、「リクエストをいただいてもすぐに応えるのはまず無理!」という状態になっているのです。

ただリクエストをいただいた録音の中には興味をひかれるものもたくさんありますので、そう言う録音は有り余る時間の中で積極的に聞くようにはしています。ですから、おそらくはリクエストをされた方にとっては忘れた頃にアップされることもあるかもしれません。

どちらにしても、はやくコロナの流行が収束して欲しいです。
そして、コンサートやお芝居等という文化的営みが人が生きていく上でどれほど大切なものだったかを、失ってみて初めて気づかされました。

5 comments for “月に何度かはぼやいてみようかと

  1. コタロー
    2021年2月11日 at 7:47 AM

    ユング様、毎日音源を更新していただき、感謝しております。この文章を読ませていただき、自分が、今までに聴きたい曲のリクエストばかりしていたことを大変申し訳なく思っております。
    話題は変わりますが、この大事な時に、あの森さんや二階さんの発言にはがっかりさせられました。
    日本の恥を世界にさらけ出してしまったようなものです。これでは東京オリンピックの開催も危ういのではないでしょうか。選手を含めて関係者は、さぞやきもきしていることでしょう。
    それはともかくとして、「ぼやく」ということはストレス解消になって良いことだと思います。
    取りあえず、一日一日を大切にして、無理のない範囲で生活をおくっていきたいですね。

  2. 坂田卓志
    2021年2月15日 at 10:17 AM

    前略、ユング様、初めてお便りいたします。私は、XP時代にFoobar2000で、PCオーディオを始めて、後、LINUXに変更しました。
    そのころPCオーディオ実験室に出会い、TINYCORE,メモリ再生で完全にユング様を追いかけています。
    以前、APU1D4の電源を、YAMAHAのPA50そしてエルサウンドの電源に変えた時の音の変化にたまげました。
    今までDDCにONKYO NS-D10をエルサウンドの電源で使っていましたが、ひょんなことから、Hiface EVOを手に入れました。
    付属のスィッチング電源に自作でコンデンサを4つ付け、ビニールテープでぐるぐる巻きにした、改造品ということで、格安でした。
    もちろん自作の電源で動作します。NS-D10からHIFACE EVOに変え瞬間、10秒でぶったまげました。こんなに変わるのかと。そしてムクムクと欲望が沸きました。
    電源をエルサウンドDC9V3Aに交換することです。電源が届くなり、喜び勇んで交換しました。
    しかし、これが???なのです。音に勢いがなくなりました。もっというと聞いてて楽しくなくなりました。
    これはこれでいい音なのでしょうが、やはり???です。ユング様は、FEDELIXのトランスACアダプターをお使いと思いますが、付属のスィッチング電源
    の音をどう思いますか?
    私は、付属のスィッチング電源(改)に戻りそうで、怖いです。こんなことが、あるのでしょうか?

    突然、こんな不躾なお便りをしまして、大変失礼しました。このことをお尋ねするのに
    ユング様が一番と思い、このような次第になりました。

    末尾になりましたが、ユング様のご健勝とコロナの収束を記念しております。
                           草々
                              坂田 卓志

    • yung
      2021年2月15日 at 11:26 AM

      こんな事を言っては身も蓋もないのですが、私が長年PCオーディオを追求して分かったことは、一部を変えたことによる変化に一喜一憂しないと言うことです。
      とりわけ、PCオーディオは繊細な部分が多いので細部の改善を地道に積み上げていくことが重要だと思っています。何かを変えて大きく変化したと感じるときは、一般的に全体のシステムにおいて見直すべきポイントが多いことの裏返しであることが多いようです。

      それから、言うまでもないことですが、PCオーディオといえども基本的にはDAC以降のアナログ・システムのクオリティが最も重要です。
      ただし、デジタルと違ってアナログは物量の世界なので、そのクオリティを上げるためには少なくない投資が必要だというのが困った話です。

      さて、肝心のスイッチング電源の件ですが、私は基本的には「否定派」です。論理的に、どう考えても有害性を排除できないと思うからです。
      しかし、最後は自分の耳が音楽を聞いて楽しいと思うことこそが最も重要ですから、最後はそれを信じて少しずつ手を加えていくしかないでしょうね。
      そして、それがまた、どんとお金をつぎ込んで高級な機器を買いそろえ、それをただポンとおいて接続しただけではろくな音としかしないというのがオーディオの楽しいところです。

      私もいろいろなオーディオ仲間の音を聞かせてもらって、最近は「音は人なり」という言葉をしみじみと感じています。
      最後はその人の人柄がにじみ出るような音になっていれば、それこそがその人にとっての「最高の音」なのではないでしょうか。

  3. 坂田卓志
    2021年2月15日 at 12:09 PM

    ユング様、さっそくのご回答、ありがとうございます。「トランス電源の方が絶対にいい」という、信念みたいなものがあったので、今回の結果に少し混乱してしまいました。もう少し落ち着いて、聞いてみます。少し頭を冷やすことができました。ありがとうございました。

    ご指摘のアナログ部分については、音は別として、重量では、入賞する自信があります。
    また、ユング様がどんな音を聞いていたのだろうという興味から、DACK1の格安出物
    があったので(4つある、足の1コが無くなっている)、購入して聞いてみました。
    いまでも、時々あの切れ込み過ぎの音が聞きたくなた時、使っています。

    ユング様のPCオーディオ実験室に出会って、ずいぶん楽しい時間を過ごさせていただきました。大変感謝しております。

    ありがとうございました。また今後ともよろしく願います。坂田 卓志

  4. コタロー
    2021年2月16日 at 12:16 PM

    再度失礼します。実は、私は30年前に結婚する際、住宅事情の関係で、それまで実家に所有していたレコードをすべて断捨離したのです。そのため、このサイトでかつてレコードを持っていた演奏がアップされると大変うれしいのです。ユング様のように大量のレコードを所有できるスペースをお持ちの方が、本当にうらやましいです。

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