気がつけばもう2月も終わりです。やはり、一ヶ月28日しかないというのは短いですね。
「緊急事態宣言」なるものが出されていたこの一ヶ月は、はんこで押したような毎日でした。
朝起きてきて身繕い、その後に新聞読んで朝飯食べてサイトの更新。それが終わると昼まで音楽を聞いて、昼飯食べて、そして午後は録画しておいたドラマをその日の気分で何本か見る。そして夕方は雨でもふっていない限りはウォーキングしてから読書。そして夕食を食べて読書して風呂入って寝る。
うーん、何とも単調な毎日です。
ただし、そこにいささか彩りをそえてくれるのは、梅見。
週に一回程度は近隣の梅を見に行くのが楽しみでした。梅は桜と違って花の期間が長いので今週もまたどこかに見に行けそうです。
そして、もう一つはこれまた週一回程度のランチ。
いやいや、単調な毎日とぼやきながら、週に二回も彩りがあれば十分じゃないかと言われそうですが、一番辛いのは友人知人と会えないことです。
今のところ、それが可能なのは大阪狭山市のサヤカホールが月一回開催してくれている「アナログ・レコードコンサート」くらいです。そこでの何気ない雑談こそが何よりの救いです。
まさに「雑談は世界を救う!」です。
しかしながら、政府は専門家の意見は無視をして明日から関西における「緊急事態宣言」を解除することを決めました。
どうして、こんな事になるんでしょうね。
私たちの多くは、彼ら国の指導者に何も無理なことをお願いはしていません。ただ、その職責とそれに伴う給与に見合うだけの仕事をしてくれとお願いしているだけです。
けっして、スケート靴を履いて4回転ジャンプをしてみろとか、マットの上で前方3回転宙返りをしろと言っているわけではないのです。ましてや、この社会を少しでも明るくするために永田町新喜劇団とか霞ヶ関新喜劇団を結成して毎週「笑かしてくれ」等と頼んだ覚えなどは毛頭ありません。
しかし、彼らは今や私たち国民を笑わせることに全力を注いでくれます。
「飲み会を絶対に断らない女」
誰かが嫌みでネーミングしたのか、なかなか面白いセンスだと思えば、何と御自らおつけになったと聞いて、彼女は仕事を間違えたなと同情しました。吉本か松竹の喜劇団に入っていれば今やお笑いの大スターになっていたかもしれません。
とは言え、それは私にとって、そして数少なくない人々にとっては悲劇以外の何ものでもありません。
願わくば、「緊急事態宣言」を解除する以上は、しばらくは笑わせる仕事は自粛して、職責と給与に見合うだけのごく当たり前の仕事に集中してほしいものです。
それって、無理なお願いじゃないですよね・・・、いや、無理なお願いじゃないと信じたい・・・、いやいや、どうか信じさせてください・・・、。(泣く)