今日から3回目の緊急事態宣言だそうです。私が住まう街もいかに南の端とはいえ大阪府内なのであちこちの施設が閉鎖となります。
実に困った話ですが、それでも図書館での本の予約と受け取りだけは継続されたことは助かりました。これで、本も借りられなくなるとさすがに辛すぎます。
それにしても、この状況の中でも前のめりにオリンピックに突っ込んでいく姿は「本土決戦」「一億玉砕」を叫んでいたいつかの時代を彷彿とさせます。とは言え、そう言う権力構造を選んだのは国民なのですから、いかに私に彼らを選んだという意志も事実がないとは言え、「民主主義」の原則を受け入れるならばそれもまた辛抱するしかないのでしょう。
ただし、そのおかげで聞かれることもなく山積みになっていた音源が少しずつ解消しつつあります。ある人の言にれば、それは未聴の山と言うことで「チョモランマ(エベレスト)」ならぬ「ミチョランマ」と呼ぶそうです。
とは言え、随分と暇な時間にたくさん聞いたつもりではあるのですが、未だ「ミチョランマ」の山頂は崩れることなく聳え立っています。
我ながら、どれだけ買い込んでたんや!と言う感じです。
そして、それに伴って個人的にいささか困っているのが「タイム・ラグ」の発生です。
どういう事かと言えば、一日に新しく聞く音盤が増えてくると、サイトで公開するために用意した音源の演奏や作品に関するコメントがどんどん貯まってくるのです。すると、そのコメントを書いた時期と、それをサイト上で実際に公開する時期に少しずつずれが生じてきます。
その音源を紹介しようとコメントを書いた時期は「これは面白い演奏だぞ、是非とも紹介しよう」との思いをもっているのですが、公開する時期との時間差が大きくなってくると、何となくそう言う熱量が少しずつ下がっていることに気づくのです。
そして、そのずれ、つまりは「タイム・ラグ」が大きくなってくるほど、その下がり方はどんどん大きくなっていく感じです。
実は、コロナ禍による巣ごもりのために、現在のタイム・ラフは半年近くになってしまっています。(^^;
ここまでタイム・ラグが大きくなると、毎日の更新作業が機械的な作業になって来つつあるように感じるときがあります。もちろん、「おお、遂にこれを紹介できるときが来たのか!」と言うときもあるのですが、どうも、そうでないときの方が多くなりつつあるようです。
とは言え、それでも毎日更新していますし、コロナ禍が終わっても音楽を聞く時間はゼロになることはあまりないでしょうから、この時期にため込んだ在庫が一掃されることは今後とも亡くなる見通しはありません。つまり、このタイム・ラグはこのまま続いていくと言うことになります。
これを困ったことなのかどうか、自分でも悩むところです。
最近もアレクサンダー・シュナイダーによる全12曲からなるヘンデルの合奏協奏曲を聞いて「私は音楽をBGM的に聞きな明日事には基本的には否定的なのですが、この困難なコロナ禍のもとではこういう音楽を気楽に聞き流すのは決して悪くないのではないかと思います。」などと書きました。
果たしてこの音源を紹介するときにこのコメントがどれほど時代とずれているのかは想像もつきません。
願わくば時代遅れのコメントになっていればいいのですが、これがそのまま使えるのならばそれはそれで困ったことでもあります。
いつも音源楽しみにさせていただいています。
あまり更新作業が機械的に感じたら、少し更新の頻度を落とされては?
あまり負担なく、遣り甲斐が感じられるくらいが丁度良いと思います。
確かにそうかもしれませんが、そうするとますます「タイム・ラグ」が大きくなっていきますね。
音楽を聞いて心が動けばそれは紹介したいと思い、何らかのコメントを書き残さずにはおれないのが性分のようです。(^^;