ドビュッシー・ボックス(アンゲルブレシュト他)(10CD)

“ドビュッシーからの信頼も得ていた巨匠アンゲルブレシュトによる『海』『映像』『聖セバスチャンの殉教』に、マルケヴィチの『牧神』、クリュイタンスの『おもちゃ箱』、ギーゼキングの前奏曲集、コルトーの『子供の領分』、カルヴェ四重奏団の弦楽四重奏曲といった一連のEMI録音のほか、モントゥーの『夜想曲』、アンセルメの『遊戯』『墓碑銘』『小組曲』、グルダの『喜びの島』などのDECCA録音、ルービンシュタインやホロヴィッツのピアノ曲集といったRCA録音などをCD10枚に収録。”

ドビュッシー・ボックス(アンゲルブレシュト、アンセルメ、ギーゼキング、ルービンシュタイン、ダンコ、他)(10CD)
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Documentsは10枚ボックス1000円のシリーズをいくつかまとめてリリースしたようですが、その中で一番の注目は間違いなくこれでしょう。
録音はすべて50年代のもので、音質的にも充分満足のいくレベルに達しています。
ユング君のサイトにもギーゼキングの録音はいくつかアップしているのでだいたいのクオリティは把握できると思います。
しかし、このシリーズの一番の目玉はアンゲルブレシュトの一連の録音です。
確か、この一連の録音をおさめた国内盤はかつて1万6千円でリリースされていました。それもすぐに姿を消してしまい、その後別のレーベルが6000円ほどでリリースしたときは「良心的価格に抑えられているのも嬉しいところです」などとコメントされました。
ドビュッシーと生涯にわたって深い関係を維持し、ドビュッシー演奏の一つのスタンダードとも言うべきこの録音がこんな価格で入手できるというのは、本当に凄い時代になったものです。
これは絶対に「買い」だと思います。

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