新しい年がスタートしました。

まずは新年おめでとうございます。
とは言っても、著作権法の改悪で新しくパブリック・ドメインとして仲間入りする音源はなく、新年の最初に誰の録音を紹介しようかというワクワク感はなくなってしまいました。ですから、今年は新年と言っても所詮は昨日に続く今日という事で、いつも通りの流れに沿ったスタートとなりました。

ただし、新しい仲間が入ってこないと、必然的に今まで足を踏み入れたことのない小道をのぞいてみたくなるのが人情というものです。
そして、アナログ・レコードの板おこしもそれなりのクオリティが実現できるようになってきたので、今年はどうやら「板おこしの一年」になりそうです。中古レコードを探せばCD化されなかった音源や、CD化はされたことはあってもほとんど入手不可能なものもが数多くあります。
言ってみれば、時代の波の中で波に呑まれて沈んでいってしまった人々です。
中古レコードはそう言う沈んでしまった人々をもう一度現在に蘇らせてくれます。

そうなるとネット通販というのは便利なもので、面白そうなレコードを見つけたときにそれがパブリック・ドメインになっているかどうかをすぐに調べることが出来ます。
中古レコード屋を巡り歩いて一期一会の出会いを楽しむのも、それはそれなりの楽しさはあるのですが、サイト運営の効率性という点ではネット通販でレコードを探す方がすぐれています。

ただし、効率性ばかりが重視される今の時代にそればかりにとらわれるのは愚ですから、中古レコード屋巡りは止めるつもりはありません。
出来うれば、安心して中古レコード屋を巡り歩けるような一年になって欲しいものです。

もちろん、コンサートやお芝居も見に行きたいですし、旅行にも行きたいです。
さらに、長年使ってきたアナログ・レコードのプレーヤーも買い換えたいと思っています。気楽に試聴に出かけられて納得の一台を決めたいのですが、それもまたコロナ禍がそれなりに収束しないと難しいようです。

それから、私の体調の方なのですが、これはかなりいい方向に向かっています。ほぼ100%に近い状態にまで回復してきたようで、お世話になった医師のH先生には心から感謝しています。
芝居を見たい、コンサートに行きたい、旅行に行きたい、オーディオ機器も買い換えたい、そう言う「欲」が出てくるのは疑いもなく体調回復の証しでしょう。
昨日も、ワインを飲みながらお節を早めにつまみ、紅白歌合戦なんぞを最初から最後まで見ていました。昨年までだと考えられないほど心穏やかに一年の締めくくりが出来ました。

皆様方の平穏と幸福を心よりお祈りしています

もちろん、先は未だ未知数です。
それはコロナ禍であってもなくても、人生とは後ろを向いて前に進むボートのようなものです。見えるのは過去ばかり、進み行く未来は背中に広がるばかりです。
それだけに、日々の穏やかさに感謝を捧げ、皆様方の平穏と幸福を心よりお祈りしています。

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