なんだかおかしなタイトルなのですが、最近聞くところによると、文字数で言えば1000文字をこえるような文章はなかなか読んでもらえない、5分を超えるような音楽もまたなかなか最後まで聞いてもらえないという実態を表した言葉だそうです。
もっとも、どこまで事実を言い当てているのかは分かりませんが、確かにSNS等でやり取りされる文章は1000文字どころか100文字にもならないような短文のやりとりです。私はそう言う世界とは全く縁がないのですが、外から眺めていてもその実態は何となく分かります。
私のようにキーボードでしか文字入力できない人間からすればスマホで入力している様子などは「神業」としか思えません。確かに、あのやり方で長文を入力するのは大変でしょうし、読む方にしても、年をとって老眼になればあの小さい文字は読めませし、あの狭い画面で長文を読むのは大変でしょう。
さらに言えば、書く方にしても長文を書くのはそれほど難しくはないのですが、書くべき内容を過不足なく決められた文字数におさめるのはそれほど簡単ではありません。自分の言いたいことを相手に納得してもらえるように必要な情報は盛り込んで、尚かつ一定の文字数におさめるというのはかなり高度な能力が求められます。
そう言えば、長編小説は体力と根気、短編小説は瞬発力が必要だそうです。ですから、年を重ねた作家にとって短編小説というのは避けたい代物だそうです。
私も、ついつい長くなってしまう癖があるので、それは注意しようと思うのですがなかなか難しいですね。もっとも中味のほとんどないものを一定の文字数に引き延ばすのは簡単です。昔の音楽評論家の文章には、過剰な修飾語をたくさんつけて何もいっていない文章というのはよく見かけたものです。
ただし、音楽が5分を越えると最後まで聞く気がおこらなくなると言うのは困った話です。
そんな事を言われると、クラシック音楽などと言うものは一部の好事家しか聞かない分野と言うことになってしまいます。確かに、YouTubeでアップしている音楽を見てみると、平均視聴時間は概ね5分以内です。もちろん、最後まで聞いてくれる人もいるのでしょうが、ほとんどは頭の分部とか、さわりの部分だけ聞かれることが多いのでしょう。
1000文字の壁はある程度自戒しなければいけないとは思うのですが、5分の壁の方だけは何とかならないかと思う今日この頃です。(ここまでで994文字でした。^^v)
このお話はたぶん、わたしのコメントをお読みになって感じられたことなのでしょうね
タイミング的にもそうですし、わたしほどの長文のコメントを書き込む方などおられませんから
わたしにしましても、多分こんな長いものは読んでもらえてないんだろうなとは思っているのです
ネット上にあふれている動画にせよ記事にせよ、目に付きやすく短時間でなんの労力も費やさずに目を通すことができるようなものばかりが手に取られるものなのでして、手に取ってもらおうと思うのでしたらそれに合わせるべきなのです
わたしの場合、あのイメージが一つのものとして勝手に現れるのでそれをただ書き付ける他ないのでして、選択肢としてはそれを文章に直すか何も言わずに済ますかしかないというのが実際のところなんですよね
わたしはここにコメントを投稿し始めてからずっと、こんなことして何になるのだろうと感じ続けておりました
音楽を聞きまして、そのイメージはわりとすぐに与えられ文章にはなるのですが、投稿すること自体が無意味に思えてしまいまして、そのまま何週間何ヶ月も放置され、まぁスルーされてもいいかなと思って投稿してみるといったものだったのです
それもそろそろおしまいにしたほうがよいのかもしれません
皆様のような簡潔なコメントを書くことができたらよかったのですけどね
それはわたしには難しいことであったようです
1000文字で書くってこのくらいでしょうか
わたしにもできないことではないのかもしれませんね
りんごちゃんのコメントは興味深く拝見させていただいております。私とよく似た聞き方をされているからかもしれませんね。
音楽が5分を超えると聞いてもらえないというのは言い過ぎとしても、
クラシック音楽の多くは、曲の単位が5~10分以内に収まっていることを
考えると、デタラメなことではないのかなと思います。
曲の単位といっても楽章ではなく、曲の構成単位、例えばソナタ形式でも、提示部、展開部、
再現部に分けて変化があることで聴く気が起きる気がします。楽章に分けるのも
同じ発想ではないかと思います。ソナタ形式のような変化や楽章の区切りもなく、
ダラダラ1時間続くような曲は、さすがに耐え切れないと思います。
人間の集中時間は15分程度と言われます。作曲家は経験的に15分以内という時間を
作品に反映させていたのではないかと思えて仕方がないです。
そうですね、音楽をその様に把握できるから聞けるのがクラシック音楽なんですね。そして、そう言う筋立てみたいなものが把握出来るようになるには「慣れ」みたいなものが必要なんでしょう。それは、学問として「楽典」を学んでも身につくものではないようで、結局は好きで長く聞き続けているうちに自然と身につくものなのでしょう。
ですから、まずはそう言う「長い音楽」とであって、「意外といいものだな」と思ってもらう機会が必要なんだと思います。
このサイトに「クラシック音楽へのおさそい」とつけているのは、ここがそう言う出会いの場になれば嬉しいなという思いからです。
しかし、この5分の壁はなかなかに手強いですから、それに付属する「1000文字の壁」だけは出来る限り注意しようと自戒してるところです。