新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
雪国では大雪の中で新年を迎えられて、大変なご苦労をされておられる方も多いようですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私の方は、依然として介護生活が続いていますので、どこかに旅行にくこともままならず、食べて、寝て、音楽聞いて、さらにはサイトの更新や再生システムの見直しなどで時を過ごしています。
さて、年末に「不滅の名録音~まずは、聞くべし!!」などという新コーナーを始めたのですが、幸いにして多くの方から好意的な反応を頂きました。さらには、「クラッシク超初心者向けコーナーなんてのもいずれは作っていただければな、と思います。」とか、「楽曲の選択に関して、ユング君の好みを離れ、「のだめカンタービレ」で使用された音楽を紹介するコーナーの新設を提案させてください。」などと言う提案も頂きました。
最近頂くユーザー登録依頼のメールを拝見させていただくと、はっきりとした二極化傾向が読み取れます。
一つは、実際に演奏活動をされている方が、その活動の参考にするために登録していただくパターンです。学生オケや市民オケ、さらには個人でピアノやヴァイオリンなどを演奏されている方など様々です。
もう一つは、ふとしたきっかけでクラシック音楽に興味を持つようになり、さらにいろいろな作品を聞いてみたくて登録していただくというパターンです。「クラッシクに興味はあるけれども何を聞いていいのかわからないといった状況」です、と書いてこられる方も少なくありません。
前者は、パブリック・ドメインとなった音源にとってはとても幸せな利用のされ方だと思います。自分の肩の上に立ってもらって、そこからまた新しい芸術的な営みが始まるのですから、パブリック・ドメインにとってこれほど嬉しい利用のされ方はないだろうなと思います。
そして、後者に関して言えば、サイト管理者にとってもっとも嬉しい利用のされ方です。
私がこのようなサイトを始めた頃のあれこれについて駄文をまとめたことがあります。
もう10年以上も前に書いたものなのですが、今もって基本の部分では何も変わっていませんし、今回改めて読み直してみて、我ながらしっかりと先を見通していたんだなと妙に感心してしまいました。
ユング君のサイトがYAHOOに登録されるまでの道のり
そして、「ユング君がサイト運営で一番期待していたのは、クラシック音楽などにはあまり興味を持っていないような人が、ユング君のサイトにアクセスしてくれて、それがきっかけとなって少しでも「クラシック音楽もなかなかいいね!」と感じてもらうことでした。 」というポリシーは今も何ら変わることはありません。
それだけに、あらためて「クラッシクに興味はあるけれども何を聞いていいのかわからないといった状況」ですと書いてきていただけるような方々の目線にたってサイト更新をしていかなければと感じた次第です。
そこで、年頭に当たって、いくつかの思いを記しておきたいと思います。

  1. 「クラッシクに興味はあるけれども何を聞いていいのかわからないといった状況」と言うような方々にとっての道標となるようなコーナーを始めたいと思います。現在フリーズしている「クラシック音楽入門」を再構築するか、「のだめ」を活用して新しいコーナーを作るか、その辺はしばし検討した上で手をつけたいと思います。
  2. 「FLACデータベース」は全く予想もしなかったほどに好意的に迎えられましたので、これは引き続き充実させていきたいと思います。新しく追加されるステレオ録音だけでなく、「不滅の名録音~まずは、聞くべし!!」で紹介した音源については全て「FLACデータベース」に追加したいと思います。手始めとして、ブダペストとバリリのカルテットによるベートーベンの弦楽四重奏曲全集をアップし終わったところです。今後はトスカニーニのベートーベン交響曲全集やギーゼキングのモーツァルト、ピアノソナタ全集などを順次アップしていきたいと思います。
  3. 当然のことですが、2011年に新しくパブリックドメインとなった音源についてはしっかりと発掘作業を行って公開していきます。
  4. PCオーディオに関しても多くの方から書き込みを頂いています。linuxの上で構築する最高の再生環境を目指して今年も試行錯誤をしていきますので、その戦況報告は逐次追加していきます。

私も、「耳順」まであと6年、仕事と両立しながらやれる範囲で取り組んでいきたいと思います。「耳順」を前にして「耳順」にはほど遠い我が儘な管理人ではありますが、今年もよろしくお願い申し上げます。

2 comments for “新年あけましておめでとうございます。

  1. KIF1208
    2011年1月3日 at 5:51 PM

    yungさん
    昨年は大変お世話になり、またMPDに関して、新年から
    いい助言をいただきました。
    おかげさまでうれしい気分で新年をスタートすることが
    できました。
    USB-DACと通して美しい音が流れて来た瞬間に、それまでの
    苦労が吹っ飛びました。
    その感覚は、DOS-Vのパソコンを手に入れて、自分で
    プログラミングしていたころの一喜一憂を思い出させて
    くれました。
    やはり苦労して手にしたものにはより一層愛着を感じます。
    ということで、私の一年の計は
    ”新しいことへのチャレンジに臆することなかれ”
    となりました。私も耳順まであと数年ですが、この気持ちを
    忘れずにいたいと思います。
    yungさんをはじめ、皆さんのこの一年が良き年であるよう
    祈念しています。

  2. メフィスト
    2011年1月8日 at 11:53 AM

    あけましておめでとうございます。
    今年もこのサイトでの音楽との出会いを楽しみにしています。
    ダウンロードは・・・ちゃんと数えているつもりですが、
    時々数え間違えちゃってるみたいです(恥)。
    >2011年に新しくパブリックドメインとなった音源についてはしっかりと発掘作業を行って公開していきます。
    個人的には、シューリヒトとムラヴィンスキーとゴロヴァノフあたりを発掘していただければなぁ・・・と思っています。
    特にシューリヒトは、VPOとの未完成とか、バックハウスとのブラ2とか、コンサートホールの一連の録音とか・・・早くパブリックドメインに入ってくれないかなぁって思っています。

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