『グレート・クラシカル・マスターワークス』 ロイヤル・フィル

グレート・クラシカル・マスターワークス(30CD)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団価格の安さにも関わらず、演奏内容と音質の良さゆえに隠れた人気アイテムが多数というロイヤル・フィルのシリーズから、有名曲を集めて30枚組のセットにした激安ボックスの登場。

『グレート・クラシカル・マスターワークス』 ロイヤル・フィル、マッケラス、シモノフ、ハンドリー、他(30CD)
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『グレート・クラシカル・マスターワークス2』 ロイヤル・フィル、ヘルビヒ、シモノフ、O.シュミット、他(30CD)
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安売りもついに極まれり!!・・・って、感じですかね。
最初は30枚セットで4400円だったのですが、このたびさらに価格が低下して、なんと2090円です。(^^;一枚あたりに換算すると、2090÷30≒70・・・ですね。
おまけに、その音源の全てが1990年代以降に録音されたもので、いわゆるパブリックドメインの音源ではないと言うことです。

演奏に関して言えば、いわゆる名演揃いとはいかないでしょうし、録音のクオリティに関しても特に優れているというわけではなさそうです。しかし、この価格でこれだけのCDがそろうのならば、クラシック音楽を聴き始めたいと思い立った人にとってはピッタリのセットものでしょう。

収録されている昨品のリストをざっと眺めてみて、個人的に興味がひかれたのは以下のものたちです。

  • ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』他 パーヴォ・ヤルヴィ指揮
  • ハイドン:交響曲第100番『軍隊』・交響曲第94番『驚愕』他 シュテファン・ザンデルリング指揮
  • メンデルスゾーン・交響曲第3番『スコットランド』・交響曲第4番『イタリア』 シュテファン・ザンデルリング指揮

オヤジが有名指揮者というタイプ。とは言っても、親の七光りは通用しない厳しい世界です。そんな厳しい世界でどこまで頑張っているかをチェック。
ちなみに、ザンデルリングの息子にはトーマスもいて、彼は我が町のオーケストラだった大阪シンフォニカーの音楽監督をしていたこともありました。あの時代は本当に良かったです。

  • ユーリ・シモノフ指揮のCD
  • チャールズ・マッケラス指揮のCD

シモノフと言えば、知る人ぞ知る爆裂型の指揮者として有名ですね。今は、誰も彼もがお利口さんになって、こんな音楽をやる人は「絶滅危惧種」になってしまいました。
おそらく、彼の録音がどっさり収録されていると言うことだけ、充分にゲ購入するだけの価値はあると思います。
マッケラスに関しては何もつけ加える必要はないでしょう。

さらに見ていくと、
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26・スコットランド幻想曲 Op. 46
堀込ゆず子(ヴァイオリン)
ユ-リ・シモノフ(指揮)

なんてのもあるじゃないですか。
ここで堀米ゆず子と出会えるとは思わなかった。

これ以外にも、メジャーレーベルではあまり見かけない指揮者もずらりと並んでいますので、怖いもの見たさ・・・みたいな興味も充分に満足させてくれそうです。

1 comment for “『グレート・クラシカル・マスターワークス』 ロイヤル・フィル

  1. gkrsnama
    2012年7月10日 at 10:54 PM

    ばらで仰山買ってます。録音もんまあええで。(クリアすぎる)

    子ザンデルリンクはどっちもすごくええ。子ヤルヴィは既に親をこえやない?とくにこんなかでハンドリーのホルストは名演で名高いでっせ。

    そいでもシモノフはおとなしくてね?(爆ハルサイはマルケヴィッチ/ワルシャワで決まりでんがな。爆度は大分開くが次点がバーンスティン/NY)、実際に凡演も多いけどな。(メジャもおんなじ。)

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