少し前に「Google Analytics」を導入したという話をしました。あれから2週間ほどが経過してデータも蓄積されてきました。
分析してみるとあれこれと面白いことが分かってきました。
このサイトを訪れてくれる方のかなりの部分がご自身も何らかのサイトやブログを管理されているようです。そこで、おなじ管理者として、この「Google Analytics」を使って何が出来るか、また、そのデータをどう見るか、というのは結構面白いかもしれません。
まず最初はランディングページと直帰率について見ていきます。
「ランディングページと直帰率」と聞いて、すぐに何のことか分かる人はサイト管理者としてはかなりの「手練れ」の者でしょう。(^^v
ランディングページというのはもともとはネットで商売をしているような人が、広告を出したり、検索をされたりして自分のサイトへやってくる人の入り口として想定しているページのことです。要は、サイトのトップページということなのですが、ネットで商売している人にとっては様々な投資をしてアクセスを獲得した結果ユーザーに着地してもらうページということなので、ランディングページという言い方をします。
ですから、何らかのキャンペーンを実施したときなどは通常のトップページとは異なるページが入り口になることもありますから、その意味で単純なトップページとは意味合いが異なります。
しかし、通常の個人サイトならばランディングページ=トップページととらえて問題はないでしょう。
次の「直帰率」ですが、これもまた個人サイトの管理者にとって聞き慣れない言葉です。
しかし、ネットで商売している人にとっては非常に大切な概念であって、ようやくにしてランディングしてもらったページからサイトの中へは入ってもらえずにすぐに外へ出て行ってしまう割合のことを「直帰率」と読んでいます。
それなりの投資をしてやっとサイトを訪れてもらったのにすぐにお帰りでは商売になりませんから、これは商売をしている人にとっては非常に重要な指標となります。一般的に直帰率が40%を超えるとサイトの構成を今すぐ考え直す必要があると言われています。
個人サイトの管理者は、その辺では「生活」はかかっていませんので気楽ですが、それでも自分のサイトの構成を考える上では参考になる数字です。つまり、個人サイトの管理者にとってもトップページからの直帰率が40%を超えるようでは、肝心のトップページがユーザーにとっては非常に分かりづらいものになっているということで、考え直す必要があることが分かります。
ところが、このランディングページや直帰率というのはフリーのログ解析ソフトではなかなか把握するのが難しいのです。ところが、(私はGoogleのまわし者ではありませんが)この「Google Analytics」では、一目瞭然で把握が可能です。
まずは、ランディングページですが、ユング君のサイトの分析結果は以下の通りです。
ホントにいろんなところからサイトに入ってきますが、それでもトップページからはいるというサイト管理者にとっては「正しい」と思える方法で入場してくれる方(^^;が50%を超えていることにちょっとホッとします。
次に、問題の直帰率ですが、
トップページからの直帰率が15.7%ということでひとまずは安心です。
でも、いくつかのページでは直帰率が高いですが、まあ、個人サイトでは入り口としては想定していないページですから「まあいいか!」と言ってもいいでしょう。
でも、「」Google Analytics」にとってはこんな事はほんの入り口です。ユング君のサイトを材料に、このソフトの凄さを少しずつ昇華していきたいと思います。