ワルターの最晩年の録音はつまみ食いのように再発があるのですが、それもすぐに廃盤になってしまうという不思議な状況が続いていました。そう言う中途半端なリリースの仕方でも結構売れてしまう「ワルター人気」というのが未だに健在なのでしょう。
調べてみると、昔発売されていたベートーベンやマーラーのボックス盤が今でも5000円程度で中古市場を流通しています。
ワルター人気恐るべし!!です。
そして、勘ぐれば、ドカーンとボックス盤を出してしまうとそれで「The End」になってしまうので、レーベルの側もわざとそう言う中途半端な再発と廃盤を繰り返していたのではないかと思ってしまいます。
しかしながら、そう言う中途半端な状況はこれで終わりです。
ワルターの生誕120周年を記念してリリースされた一連の録音をボックス盤という形でドカーンとリリースしてくれました。
当時はCD一枚が3000円で発売されたと記憶しています。若くてお金もなかった頃ですから(^^;、購うことができたCDは多くはありませんでした。そして、それ以後は、先にも述べたように「中途半端」な形でのリリースが続きました。
ですから、ダブりは随分とあるのですが、セット価格8500円程度という事なら積年の恨み(?)を込めて、ここは迷わずに「買い」です。
今から手元に届くのが楽しみです!!
私も速攻、注文しました。
自分へのクリスマスプレゼントとして(^^)Y
クラシックを聞くきっかけが彼のモーツァルトでしたし、
折に触れ、彼の指揮した曲を聴き続けてきましたが、
今回こういうまとまった形で出るのはこれはこれで、
ワルターの仕事を(ソニーレーベルに限られますが)
俯瞰できてうれしいですね。