振り返ってみれば、1998年にこのサイト起ち上げて、まさかこんなにも長く続けてこられるとは想像もしていませんでした。おかげさまで、2012年も大きな障害を起こすこともなくサイトを運営できたことは、多くのユーザーの方々の協力のおかげだと感謝いたしております。
また、最近は、このようなサイトでもそれなりに多くの方から期待の声をいただけるようになり、それなりの「社会的責任」も感じるようになってきました。年をとってキーボードも満足に打てなくなるようになるまではしつこく運営を続けていきたいと思っています。
若い頃は、『年が変わったくらいで何がめでたいのか分かりませんが、取りあえずおめでとうございます』・・・等とへその曲がったことを書いていたものですが(^^;、このようなサイトやっていますと新年は間違いなくめでたいです。
今年もまた、多くのすぐれた録音をパブリックドメインの仲間に迎え入れることができました。ざっと思い浮かぶだけでも、リヒターのロ短調ミサ、カラヤン&ベルリンフィルのベートーベン交響曲全集・・・等々です。
著作権は保護の面ばかりが語られますが、保護期間が過ぎたものは人類共有の財産にするという側面も重要です。 言うなれば、両者はメダルの裏表の関係であり、それ故にその二つがバランスよく機能しないと著作権という概念は機能不全に陥ります。残念ながら、著作権によって大きな利益を得ている団体や個人は、保護の面に関しては熱心ですが、パブリックドメインとなったものを共有財産として広く普及していくことには極めて不熱心です。
しかしながら、ネットの世界では、多くの人々の努力によって少しずつではありますがパブリックドメインという概念が形あるものになりつつあります。
2013年が、そのような動きがより大きく確かなものになり、多くの人々が簡単に過去の優れた芸術的営為にふれ得るような環境が整えられていくことを心から願っています。私もまた、そのようなムーブメントの一端をになって、やれる範囲で努力を続けていきたいと思います。
2013年が幸せ多き一年となりますように。
2013年1月1日 管理人
新年おめでとうございます。昨年暮れに友人からこのサイトを紹介され、毎日楽しんでおります。昭和20年代中頃の中学生時代に、手回しの蓄音機でトスカニーニの「運命」をレコードがすり減るほど聴きました。そんな訳でベートーベンの大ファンです。毎年暮れには「第九」を聞きに行きますが、今でも最終楽章では涙をこらえることができません。
管理人様
良き新年をお迎えのことと思います。
旧年中は、クラシック音楽の素材(パブリックドメイン化した音源)だけでなく、その聴き方(ソフト面だけでなく、ハード面(シンプルなPCとvoyage-mpd))に導いていただき、感謝しております。
これからもユニークな切り口でクラシック音楽とその資産が朽ちることなく、生き生きと我々の生活の中で息づくよう、ご教示いただければ幸いです。
今年もよろしくお願いいたします。
いつも活用させていただいております.
今年も貴重な音源を広く公開していただくよう期待しております.