ベートーヴェン交響曲全集

“スクロヴァチェフスキ/ベートーヴェン交響曲全集
OEHMS OC 526 (6CD)\5400→¥4990”

分売の時は一枚あたり2?3000円程度で売られていましたから、これはお安いです。もしも、一枚も購入していなかったならば結構買いかもしれません。
巨匠の「枯れた芸」というような雰囲気は微塵も感じさせない、若々しい勢いに満ちたベートーベンであると同時に、スクロヴァチェフスキー(長いし、発音もしにくいのでこの業界ではミスターSと呼ばれています)らしい明晰な演奏です。ただし、ブルックナーほどの存在感を示しているかと言われると若干疑問も残りますが・・・、まあこの値段なら買っても損はないでしょう。
ご存知のように、ミスターSはセルのもとで修行をした筋金入りの指揮者です。そのミスターSが、
「2007年4月、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキが読売日響第8代常任指揮者に就任いたします。 」
・・・らしいです。
今回の大盤振る舞いはその就任祝いと言うことらしいです。
しかし、このような「本物」の指揮者が日本のオケを率いるというのはなかなか喜ばしいことですね。

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