Category Archives: ヴィルヘルム・ケンプ

「主情性」に満ちた解釈という言葉を使うことが恥ずかしくなるほどの無垢さ

ケンプといえば技巧よりは精神性(何ともいい加減な言葉ですが)を重視するピアニスト言われてきました。しかし、古い時代からの彼の録音を聞いてみると、それほど単純な話ではないことに気づかされます。 ケンプといえば、父親が教会の

ヴィルヘルム・ケンプ~人間的な感情をファンタスティックに描き出したピアニスト

評論家というのは困った存在で、功成り名を遂げた老大家の緩みきった演奏を「深い精神性に裏打ちされた枯れた演奏」などと褒める人が多すぎます。その心は、シルバーシート優先の安全運転を心がけておけば己の身は安全だからです。 しか