Category Archives: ヴァイオリニスト

流れ来ては流れ去っていく音の連なり~デ・ヴィートのバッハ

バッハのヴィオリン協奏曲は美しい。それこそ、ため息の出るほど美しい。 とりわけ、この2つのヴァイオリンのための協奏曲のラルゴ楽章は、バッハが書いた美しい旋律のベスト5には入るのではないでしょうか。 だから、どんな様式論議

若くして引退してしまったヴァイオリニスト~ミッシェル・オークレール

振り返ってみると、50年代というのは素敵な女流ヴァイオリニストが活躍した時代でした。 もちろん、その後もたくさんの素敵な女流ヴァイオリニストは輩出するのですから、そんな事で「昔はよかった」などと言うつもりはありません。

時代の変化に己を添わせることで自分の強みを見失った~クリスチャン・フェラス

フェラスは1957年にフォーレのソナタを録音しているのですが、その7年後に、もう一度録音をしています。 フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番 イ長調 作品13 (vn)クリスチャン・フェラス (P)ピエール・バルビゼ 19

ウィーン育ちのヴァイオリニスト~エリカ・モリーニ & シュナイダーハン

清冽な響き エリカ・モリーニというヴァイオリニストは残念ながら私の視野には全く入っていなかったヴァイオリニストでした。 唯一、ジョージ・セルと協演したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲が記憶に残っているくらいでした。しかし