こりゃ、かなわんな

随分昔の話ですが、冬のウィーンを訪れたときに国立歌劇場で「くるみ割り人形」を見る機会に恵まれたことがあります。 劇場に入って、すぐにいつもとは全く雰囲気が異なることに気づきました。 子供が圧倒的に多いのです。 チケットは

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「作品」なのか「演奏」なのか(3)

「真摯に作品に向き合った現在の演奏の大部分が面白くないという悲しい事実」という物言いはかなり剣呑な雰囲気を生み出しかねない言葉です。ですから、これには少しばかり補足が必要となります。 この「面白くない」というのは、演奏を

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「作品」なのか「演奏」なのか(2)

まず始めに「辛抱」に関わる問題から考えてみます。 よく知られているように、シュナーベルというピアニストは亡命先となったアメリカの音楽界とはあまり上手くマッチングしませんでした。そう言う相性の悪さは、彼のアメリカデビューの

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論ずると言うこと

随分と長い間、あれこれの録音を聞いて、あれこれと好き勝手なことを書いてきました。 「批評」と呼べるような立派なレベルには到底達しない全くの無駄口なのですが、それでも、こういう事を長い間書いていると気づかされることがたくさ

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「巨匠」と「名匠」

「巨匠」と「名匠」という言葉があります。一般的には「巨匠 > 名匠」となるのですが、さて、この境目が奈辺にあるのかと言えばこれがちょっとばかり難しい。 Wikipediaで「巨匠」を検索してみると、「専門分野特に芸

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男にとって・・・。

男にとって母というのは微妙な存在です。 死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天にきこゆる 15歳で母の元を離れた茂吉にとって、母性が持つ聖性は維持され純化されていたのでしょう。そうでなければ、母の死に際してこんな絶唱

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ラッキー君行方不明事件の顛末(4)

奇跡が起こった!! こうなったら保健所や警察に届けを出しておいて連絡がくるのを待つしかないようです。それはそれで、随分と重苦しい事態ですが仕方がありません。 今週は忙しい日が続いていますから、とにかく気を取り直して出勤の

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ラッキー君行方不明事件の顛末(2)

電話で必死の問い合わせ! 普通の生活で保健所に連絡をするなどということはまずありません。 そこで、電話番号を調べるところからスタートです。 こういうときにインターネットはとても便利です。検索をかけて我が町の保健所の電話番

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ラッキー君行方不明事件の顛末(1)

思い返せば10年以上も前の出来事です。これもまた、ファイルを整理していて出てきた一文ですが、ラッキー君の思い出でとしては一番忘れがたいものです。 発端 事件は自宅の建て直しをするために、少し離れた場所で仮住まいをしている

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ラッキー君の思いで・・・など(3)

思い返してみると、ラッキー君は他の人からほめられたことのないワンコでした。ちょっと悲しいですけれども、私たち以外の第3者から「かわいいね。」とか「かっこいいね。」などとほめてもらった記憶が全くありません。 ユングは生まれ

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