ハイドンと凄み

フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団 1960年2月6日録音 ハイドン:交響曲第88番 ト長調 「V字」 さてさて、このハイドンの交響曲をライナーの指揮で聞いてみて、どう考えたらいいものかと悩んでしまいます。悩むという

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自由にして明朗なるモーツァルト

モーツァルトのピアノコンチェルトと言えばセルとカサドシュのコンビによる録音が一つのスタンダードでした。このコンビによる録音でモーツァルトと出会い、以来40年近くにわたって聞き続けてきました。 今さらいうまでもないことです

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ジョージ・セルと藤山寛美

マールボロ音楽祭でのゼルキンの演奏をアップしたときに、「その後にゼルキンとセル&クリーブランド管によるモーツァルト聞いてしまうと、ここがゴールではなくてスタート地点であることもはっきり分かってしまいます。」などと書いてお

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先駆者としてのラスキーヌ

ハープという楽器は見た目は優雅そうなのですが、楽器の持ち運びが大変でかなりの重労働だという話を聞いたことがあります。 また、オーケストラの中でも基本は脇役に徹することが多くて、独奏楽器が華麗な名人技を披露する後ろで、ひた

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選択と集中

ルービンシュタインは3回ベートーベンの協奏曲をコンプリートしています。 ヨゼフ・クリップス指揮 シンフォニー・オブ・ジ・エア 1956年録音 エーリヒ・ラインスドルフ指揮 ボストン交響楽団 1963年録音~1967年録音

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音楽の骨董いじり

シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 「春」作品38 ヨーゼフ・クリップス指揮 ロンドン交響楽団 1957年5月録音 こうやって、とうの昔に死んじまった爺さんや婆さんたちの録音を取り上げてあれこれ書いていると、これはまさに

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聡明な演奏~エリカ・モリーニ

ヴァイオリンという楽器には、他の楽器にはない悪魔性が存在しています。 パガニーニはその超絶技巧ゆえに「悪魔に魂を売った」と言われました。不思議なことに、リストの超絶技巧には「悪魔」のレッテルが貼られることはありませんでし

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