MPDをソースからコンパイルしてインストールする方法

この情報は2013年1月の段階ではかなり古くなっています。最新事情はこちらをご覧ください。

ソースからコンパイルしてMPDをインストールする

MPDは、一部で、ソースコードからコンパイルしてインストールした方が音がいいという話が出ています。
ただでさえ、「Voyage MPD」は導入のための敷居が高いと言われているのに、さらにMPDをソースからコンパイルするなんて、ますます敷居が高くなるなと思いつつ、「音がいい」と言われると試してみないと気がすまなくなります。
また、

# apt-get install mpd

としても、現状では「MPD 0.16.0」から「MPD 0.17.0」へとヴァージョンアップができません。「MPD 0.17.0」を使ってみたければ、ソースからコンパイルするしかありませんから、簡単に(簡単じゃない・・・という声が聞こえてきそうですが・・・ーー;)紹介しておきます。
詳しくは、みみず工房さんの
「MPDの最新版をビルド」をご覧ください。

コマンドだけ紹介しておきます

思い出してみれば、私が初めてソースからビルドしてLinuxにインストールしたソフトは全文検索システムの「Namazu」でした。その時も、あれこれ「解説」してくれる文章は結局は理解できなかったのですが、とにかくコマンドだけをコピーして端末に貼り付けることでインストールまでたどりついたものです。
その経験から考えると、いらぬ「解説」よりは、端末にコピー&ペーストできる形で呈示した方が「親切」ではないかと思うようになってきました。
そして、結局この世界は理屈よりは「動いてなんぼ」ですから、「Namazu」で作ったシステムで初めて検索結果が表示されたときの嬉しさは今でも忘れられません。
そして、そう言う「物まね」を続けているうちに、何となく「コマンドライン」の世界が分かっていったように感じます。

ですから、「MPD」をソースからコンパイルしてインストールしてみたいが、コマンドの世界は苦手だという人はとにかくコピー&ペーストでチャレンジしてみてください。
また、このやり方は「既存のMPD」を壊すことはありませんので、元に戻すのは簡単にできますから、「危険性」は低いやり方です。

コマンドだけ紹介しておきます

# mpdを停止
/etc/init.d/mpd stop

まずは、MPDを停止しておきましょう。

# 基本ライブライリのインストール
apt-get install aptitude wget
apt-get install git binutils gcc make subversion autoconf automake autotools-dev libtool pkg-config
apt-get install build-essential libncurses5-dev libncursesw5-dev linux-headers-`uname -r` libglib2.0-dev

MPDをソースからコンパイルしてインストールする上で必要なライブラリ群です。
事前にインストールしておきます。

# 個別のライブラリをインストール
apt-get install libflac8 libflac-dev # flacをサポートします。(必須)
apt-get install libogg0 libogg-dev libvorbis0a libvorbis-dev # Ogg Vorbisをサポートします。
apt-get install libid3tag0 libid3tag0-dev libmad0 libmad0-dev # id3タグをサポートします。
apt-get install libcue-dev libcue1 # cue sheetをサポートします。
apt-get install libasound2 libasound-dev libasound2-dev # ALSAをサポートします。(必須)
apt-get install libsamplerate0 libsamplerate-dev # サンプリングレートの変更をサポートします。
apt-get install libavformat52 libavformat-dev libavcodec-dev libavcodec52 libavutil49 libavutil-dev # mp3、apeなどをサポートします。(必須)
apt-get install libsndfile-dev libsndfile1 libaudiofile0 libaudiofile-dev # WAVEファイルなどをサポートします。(必須)

Wave・FLAC・mp3を再生するだけならこれくらいインストールしておけば大丈夫なのではないでしょうか。

# mpdの最新版のソースを入手してconfigureする
git clone git://git.musicpd.org/master/mpd.git
cd ./mpd
./autogen.sh
./configure –disable-ipv6 -disable-sndfile

ポイントは、ここで「-disable-sndfile」を忘れないことです。
これを忘れると、一部のDDコンバーターやUSB-DACで音が出なくなる事があります。もちろん、mpd.confの編集でクリアできるのですが、この時点で「sndfile」を無効にしておいた方がいいでしょう。

# mpdの最新版をコンパイルしてインストールする
make
make install

ここが一番時間がかかりますので、あわてず様子を見ましょう。訳の分からない文字列が端末の画面にずらずらと表示されるのではじめは驚きますが、気にしないで終了するのを気長に待ちましょう。

# 起動させるmpdを変更する
echo DAEMON=/usr/local/bin/mpd >>/etc/default/mpd

起動時に自動起動させる「MPD」は「/etc/default/mpd」というファイルに記述されているので、新しくインストールした「MPD」が起動するように書き直します。

# インストールした最新版のmpdを起動する

/etc/init.d/mpd start # MPDを起動する。
mpc version # MPDのバージョンを確認する。

これで「mpd version: 0.17.0」と表示されればアップデート成功です。

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