システムのプロパティからできること

では、最初は仕事用のPCでもやっておいた方がいい、基本的なチューニングからスタートします。ただし、私はXPしか使っていませんので、以下に述べる内容はWindows XPにのみあてはまる話です。(Vistaは分からん、7は職場でもまだ見たことがない。)

まずは、この手の内容について述べるときのお約束ごとです。

以下に述べる内容はあくまでもユング君のシステムにおける話であって、場合によっては「PCのチューニングをしたら悪化してしまいました」という場合もあります。また、内容がディープな部分に立ち入ってくると、最悪の場合はPCが起動しなくなり、OSの再インストールが必要になる場合もありますの、であくまでも自己責任でお願いします。

では、タイトル通り、[システムのプロパティ]を起ち上げましょう。

・[スタート]-[コントロールパネル]-[システム]
または
・[マイコンピューターを右クリック]-[プロパティ]

こんな画面が起動しますので、[詳細設定]タブをクリックします。
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1.Lunaをはずす

[パフォーマンス]-[視覚効果]タブをクリックします。そして、「パフォーマンス優先」にチェックを入れてOKを押します。
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さらに、[スタートボタンを右クリック]-[プロパティ]で、タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ画面が開きますので、[クラシック[スタート]メニューにチェックを入れてOKを押します。
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これで、見慣れたXPの画面から昔懐かしいWindows2000のような画面に変わります。実は、これだけでもPCのパフォーマンスはグッとよくなります。
どうも、マイクロソフトはパフォーマンスよりは見た目を重視する傾向がありますが、仕事をするにしても、音楽を再生するにしても、大事なのは見た目よりは中味、パフォーマンスです。

2.バックグラウンドを優先する

今度は、先ほどの[パフォーマンス オプション]の画面で[視覚効果]から[詳細設定]に切り替えます。
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この画面ではプロセッサのスケジュールはプログラムが優先にチェックが入っているのが規定ですが、これをバックグラウンドサービスにチェックを切り替えます。

この設定に関しては諸説ありますが、音楽再生のためには[バックグラウンドサービス]優先がベターだというのがほぼ定説となったようです。また、このあたりの優先度はレジストリからも細かく設定できるので、ユング君もあれこれ試してみたのですが、最終的にはこの画面から[バックグラウンドサービス]優先にチェックを入れるのがもっとも好ましいようです。

さらに、再生ソフトに「cMP2」を使うときは、ソフトの作成者はこの画面で[メモリ使用量]も[システムキャッシュ]にチェックを入れろと書いてあります。

ユング君は一応その指示に従っていますが、PCを仕事用に使っていて今のところこれで不都合は起こっていないように思います。

3.仮想メモリの設定を適正化する

最後に、同じ画面の一番下にある [仮想メモリ]-[変更]の画面から仮想メモリを適切に設定します。
基本的な考え方は2通りあります。自分にあった方法を選んでください。
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    メモリが2Gb程度積まれているとき

[ページングファイルなし]をチェックして仮想メモリそのものを使用しないようにします。メモリを2Gbも積んであれば、よほど大量にメモリを食いつくすようなソフトを起動しないかぎりPCの動作が不安定になることはないと思います。

こうしておけば、スワッピングやページングファイルの断片化によるパフォーマンスの低下から逃れられます。

ただし、この設定だと、PCの動作は不安定にならなくても再生音のクオリティが落ちるという報告があります。よって、最終的にはご自分の「耳」を信じて決定してください。

    メモリを少ししか積んでいない、または上記の方法では音が悪くなったと思われるとき

ページングファイルの断片化を防ぐために、カスタムサイズを選択して初期サイズと最大サイズを同じ大きさに設定します。

問題は、どの程度の数値を設定するかですが、一般的には積んであるメモリの100%?150%程度というのが定説です。ユング君の場合はメモリを2Gb(2000Mb)積んであるので、その150%にあたる3055Mbを設定しています。

大切なことは、初期サイズと最大サイズを同じ大きさに設定することです。

ここまで設定を変更すれば、OKをクリックして終了していきましょう。再起動が促されると思いますので、言うとおりに再起動してから音楽を再生してみましょう。
少しは向上したでしょうか?
これで、PCチューニングの頂きに向けて、ようやく1合目あたりでしょうか。・・・次回に続く・・・です。

画面のプロパティからやっておくべき事  へ続く

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