MPDにAvahiが組み込まれたようです。

Voyage MPDに関する最先端(?)の話題は、0.75のヴァージョンで突如リアルタイム・カーネルでなくなったことに対抗するためのリアルタイム・カーネル化です。
ただ、個人的には、そのあたりは作者の意向にまかせておいて、あまり弄らないでおこうかと思っています。

それよりは、0.7から0.75への移行で、音質面での「作り込み」がなされているらしいことに興味がひかれています。
実は、あれからいろいろ試行錯誤しているのですが、0.75でfireface400を認識させて音を出す試みは上手くいっていません。そこで、しばらくはこの課題は「塩漬け」にしておいて、新しく買い込んだファンレスPC(M350-945GSE Fanless Eco Silent)は0.75、今までのファンレスPC(Genius GS-L11 Fanless Silent)は0.70のままにしておいて、あれこれ聞き比べて楽しんでみようかと思っています。

M350-945GSE Fanless Eco Silent

Genius GS-L11 Fanless Silent

ただし、「Genius GS-L11 Fanless Silent」の方は、fireface400を認識させるためにあんな事をしたり、こんな事をしたりして、訳の分からない状態になっていますので、一度リセットするためにインストールし直すことにしました。
そして、MPDの各スレッドの優先度を設定できるようにするためにソースコードからMPDをインストールするという「いつもの手順」を実行したところ、なんと「./autogen.sh」で、エラーメッセージが出て止まってしまいました・・・!!

あれれ・・・?って感じなのですが、そこは落ち着いて、エラーメッセージを読んでみると、「avahi-client」と「avahi-glib」がないからインストールできないよ・・・と言っているように見えます。
調べてみると、MPDの最新ヴァージョンは「0.70」のままなので変更はないみたいなのですが、元々が開発版ですから、微妙に変化しているのかもしれません。

さて、どうしたものかと、あれこれGoogle先生に聞いてみると、「libavahi-client-dev」と「libavahi-glib-dev」というライブラリをインストールすると幸せになれそうなので、

apt-get install libavahi-client-dev
apt-get install libavahi-glib-dev

という感じでインストールしてみました。
今度は、無事に「./configure」から「make」「make install」ができましたので、目出度し目出度しです。もちろん、例のyanさんのパッチファイルも適用できました。

ちなみに、「MPD CONFIGURATION」は次のようになっていました。

########### MPD CONFIGURATION ############

Archive support:
(-bzip2) (-ISO9660) (-ZIP)
Autodiscovery support:
(+Avahi) (-Bonjour)
Client support:
(-IPv6) (+TCP) (+UNIX Domain Sockets)
File format support:
(-AAC) (-C64 SID) (+FFMPEG) (+FLAC) (-FluidSynth) (-GME) (-libsndfile)
(-MikMod) (-MODPLUG) (+MAD) (-MPG123) (-MP4) (-Musepack) (+OggFLAC)
(-OggTremor) (+OggVorbis) (+WAVE) (-WavPack) (-WildMidi)
Other features:
(-libsamplerate) (+inotify) (-SQLite) (+rtopt)
Metadata support:
(-cue) (+ID3)
Playback support:
(+ALSA) (-ROAR) (-FFADO) (+FIFO) (+File Recorder) (+HTTP Daemon) (-RAOP) (-JACK) (-libao) (+OSS)
(-OpenAL) (-OS X) (-Pipeline) (-PulseAudio) (-Media MVP) (-SHOUTcast)
(-Solaris) (-WinMM)
Streaming encoder support:
(+FLAC) (-LAME) (+Ogg Vorbis) (-TwoLAME) (+WAVE)
Streaming support:
(-CURL) (-Last.FM) (-MMS) (-CDIO_PARANOIA) (-Despotify)

##########################################

Autodiscovery support:
(+Avahi) (-Bonjour)

と言うのが、新しく追加された機能のようです。

なお、この「avahi(アバヒ)」とは何ものかと思い調べてみると、

「Avahi は、特定の構成情報のないローカルネットワーク上のサービスホストの発行と発見を可能とする。例えば、ネットワークに接続したとき、即座にプリンタを検出し、ファイルを探し出し、他者と会話できるようにする。」

などと紹介されています。おそらく、上記文章の「プリンタ」を「クライアントPC」と読みかえれば、作者がこの機能を追加した意図が見えてきます。逸品館のデモ動画でも「ネットワーク設定に手間取った」と語られていたように、Linuxに慣れていない人にとってはそのあたりがこのシステムを導入する上での一つの壁になっているようです。
今回の「Avahi」の組み込みは、そのあたりを何とか自動化しようという試みなのでしょう。

ただし、これをどのように使えば「幸せ」になれるのかは全く分かりません。今の私にとっては「つまらぬ手間」を強いられただけなのですが、それでも前回紹介した「Web GUI」と同じで、何とか使い勝手を良くして「Voyage MPD」や「MPD」を普及させようという意図が見えてきます。

Voyage MPDも、どういう形で「1.0」に着地するのか、とても楽しみです。
なお、「0.70」と「0.75」の音の違いについては日を改めて報告したいと思います。


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