メモリ再生(11)~これで、誰でも簡単「メモリ再生」

Tiny Coreを弄っているうちに、コマンドラインの操作は一切不要で、ほぼMPDクライアントソフトとほぼ同じ感覚で「メモリ再生」が実現できることに気づきました。
おまけに、この方法を使えば、NASをマウントする必要もなく、さらに言えば、最初からNASそのものを用意する必要もないという方法に気づきました。さらに、それを実現するためにはフリーのソフトがあればいいだけなので、1円もかからないという優れものです。

まあ、前置きはこれくらいにして、実際にやってみます。
必要なのは、「Tiny Core MPD」(Tiny CoreにMPDを組み込んだシステム:私が「Voyage MPD 」に習って勝手に命名)だけです。ちなみに、この方法は「lightmpd」では使えません。

何故ならば、この方法を使うためには「SSH接続」が必要だからです。
まあ、難しい理屈はひとまず脇に置いておいて、実際にやってみます。

Rlogin」を使った簡単操作

必要なフリーソフトは「SFTPクライアント」を提供するもので、有名なところではFileZillaWinSCPDataFreeway等がありますが、シンプルにファイルの転送ができてターミナルソフトとしてもすぐれている「Rlogin」がお勧めかと思います。

<追記>
その後色々使ってみて、WinSCPが一番使い勝手がいいように感じていますので、以下の説明は「WinSCP」を前提として書き直します。(2016年2月21日)

ソフトを落としてきて起動し、必要な設定(接続先のIPアドレス、ユーザー:tc、パスワード:admin、SSH接続)を行うと、簡単に繋がります。必要な設定は「表示」→「オプション設定」から行います。

このような画面が現れますので、以下のように必要な設定を行います。

win_SCP_1

まずはどういう感じになるか現物を見てもらいましょう。
設定を終われば接続をして「SFTPクライアント」を起動します。

win_SCP_2

見てもらえば分かるように、左側にローカルPCが、右側に「Tiny Core」が表示されています。
ここで、メモリ再生の「music_directory」となる「/media」を表示しておきます。

「WinSCP」等のFTPソフトが賢いのはこの表示を覚えていて、次ぎに接続したときは最後に表示した画面が表示されることです。
この画面から再生したいファイルを通常のクライアントソフトと同じような感覚で探していきます。

ここから、例えば「Pop」→「中島みゆき」を選び、アルバム「あ・り・が・と・う」を転送します。

win_SCP_4

すると、こういう感じでファイルが転送されいきます。

win_SCP_3

転送が完了すると、こういう感じで、「あ・り・が・と・う」の中の音楽ファイルが「/media」に転送されています。

win_SCP_5

あとは、いつものようにクライアントソフトを起ち上げてスキャンすれば再生の準備は完了です。

Auremo_a

Auremo_b

ご覧いただいたように、一切のコマンドラインからの操作は不要です。
さらに言えば、コマンドラインからの操作では難儀を強いられた「日本語のファイル名」も難の問題もなく扱えます。(くれぐれも最初に「デフォルト文字セット」を「UTF-8」にしておくことを忘れないように!!)

簡単操作が持つ意味

分かってみれば、こんな簡単なことがどうして思いつかなかったのかと不思議になるくらいです。

考えてみれば、最も普及しているSSHのオープンソース実装はOpenSSHスイートです。
そのサーバはsshdと呼ばれていて、デフォルトではSFTPが有効になっているのです。そして、このSFTPサーバは、どんなオペレーティングシステム上で動作しているクライアントにもサービスを提供できるのです。

SSH接続が出来るということは、そのサービスの上で簡単にファイルが転送できると言うことなのです。
つまりは、ローカル側に「音楽ファイル」を持っていれば、それを簡単にメモリ再生の「music_directory」となる「/media」に転送できると言うことです。

こうなると、最初に述べたようにNASのマウントが不要どころか、そもそもNAS自体が不要となるのです。
これが持つ意味は途轍もなく大きいと思われます。

個人的な話をすれば、今使っているNASが満杯に近いので、次は200K円程度の「オーディオ用のNAS」でも奮発しなければ・・・と思っていたのが、10K円もしないであろう外付けのHDDで十分だと言うことになるのです。そして、音質的にはおそらく800K円はするであろう超高級オーディオ用NASを上回ることは、理論的にも(そして、おそらくは実感としても)明らかなのです。

おそらく、これならば十分に日常使いとしても不便は難じないと思うのですが、いかがなものでしょうか?

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